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ハーブチンキは万能か
ハーブを学び始めると、
「チンキ」を作ってみたくなる人も
多いんじゃないかなと思う。
本や、SNSでいろんなチンキの
作り方や、使い方が書いてあるからね。
キレイな色を抽出して、
楽しんでみたい気持ちも分かるけど、
注意事項も必ず知ってて欲しいので、
今日はチンキについてまとめたよ。
チンキとは
アルコールにハーブを漬け込み、
有効成分を抽出したもの。
使い道
外用…蜜蝋や精製水などに混ぜて肌に塗る
内用…飲む
効果
植物成分を飲む、塗ることで、
それなりの効果を期待できる(かも)。
注意点
アルコールなので、アルコールに敏感な人は
注意が必要。
アルコールなので、飲む場合は酔っ払い過ぎないように。
チンキの落とし穴
「チンキは脂溶性の成分と水溶性の成分、
丸ごと摂れる」
と、聞いたことはあるかな?
私も、以前、そうやって聞いたときは、
チンキって、なんて素晴らしいだ!
と、感動して、色んなハーブでチンキを作ったものです。
でもね、ちょっと待ってくれ。
脂溶性の成分と水溶性の成分、丸ごと摂れる・・・?
丸ごと・・・
そんなことは無いのだよ。
まずね、ハーブティーというのは、
お湯(水)を使って、ハーブの中に入ってる成分を
抽出する方法。
水に溶けやすい成分しか摂れません。
ビタミン、ミネラルとか、
フラボノイドの一部、
アミノ酸 等々
チンキはというと、
使うアルコール濃度で、
抽出できる成分は変わってきます。
例えば、40度のウォッカで作った場合、
比較的水溶性の高めな成分抽出に向いています。
フラボノイドのアピゲニンとか、40度のウォッカで抽出しやすい。
98度のスピリタスで作った場合、
水溶性はほぼ無いような、
脂溶性成分の抽出に向いています。
クロロフィルとか。
ハーブに含まれる成分が
どの位水溶性が高いのか、脂溶性が高いのかで、
変わってくるんですよ。
40度のウォッカで作ったチンキには、
クロロフィルは出ません。
だって、液体、緑にならんよね。
植物成分、丸ごとなんて、摂れない。残念!
チンキを知ると、色んなハーブで作りたくなる気持ちも分かる。
でも、何のために、どの成分を抽出したいのかを、
考えてから作ろうね。
折角作っても、欲しい成分が摂れてない!
なんてことになってるかもよ。
ひとりごと
5年位前から、ジムに行ってます。
45分くらいのゆっくりウォーキングと筋トレ2種ほど、
のんびりだけど、週の半分以上は行くようにしています。
この1か月ほど、少し負荷をかけようと、
10分走ることも追加したら・・・
足首を痛めました。
無理しちゃいかんってことか、
走り方が変なのか・・・
とりあえず、走るのは辞めて、
20分くらいの更にゆっくりウォーキングに変えました。
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