250日チャレンジ! トラットリアレコード全部聞くぞ menu#16 DAD MAN CAT/ Corduroy
こんにちは。れいちぇるです。
先週末にKrogerというアメリカではシェアナンバー1のスーパーに買い物に行きました。この、Kroger、場所によってはちょっぴり高級目な店舗があってそこではある程度のアジア系の調味料と寿司が手に入るので、ちょくちょく買い出しに行きます。感染率が著しく増加し医療崩壊が起こっている上にマスクの着用率も低いと報道されているテキサスですが、流石にほぼ全員がマスク着用をしていました。ちなみに日系スーパーは遠いので2ヶ月に一度くらい行くくらいでしたが、コロナが始まってからというもの4ヶ月以上行っていません。アジア系のものはAmazonとKroger、たまにWalmartで乗り切っています。
さて、本日は16番目のアルバム、DAD MAN CAT/ Corduroy。iTunesでもすぐに見つけることができました。このアルバムは純粋にアシッドジャズのアルバムと言えるでしょう。ところで、アシッドジャズとジャズの違いってなーーーんだ。と言う方、たくさんいると思います。私も色々調べてみたところ、キーワードはダンス。多くの定義がアシッドダンスはダンスの音楽、ジャズは鑑賞の音楽と定義づけされています。しかして、私、生意気ながら、それはちょっと違うんじゃないかと思いました。
と言うのも、Jazz at Lincoln Centerのpodcastシリーズ、JazzStoriesの第一話目にて、偉大なるジャズミュージシャンのバリーハリスとビリーヒギンズがジャズはダンスミュージックであったと楽しそうに回顧していて、その中でチャーリーパーカー(バード)が来たら人々はダンスをしに行ったと話しています。
Barry Harris and Billy Higgins JazzStories
https://itunes.apple.com/jp/podcast/jazzstories/id405068170?l=en&mt=2&i=1000161900169
個人的にこの回は神回なのでおすすめです。
と言う訳で、日本人も好きな音楽を聞くと口ずさまずにはいられないように、アメリカ人の多くは音楽を聞くと自然に体を動かし始め、気持ちが乗ってくればほぼ全員が着席しているジャズクラブであっても、真ん中に出てきて踊り始めたりします。それを見て指差して笑う人もいないし、妙な注目を浴びることもないです。まあ、場所によっては着席を促される場合もあるかもしれませんが、基本的にそれをひっくるめて音楽として味わっています。
そもそもゴスペルだって日本ではダンスミュージックではありませんが、ゴスペル教会に行けばほぼ全員躍り狂っているし、手を鳴らし、足でステップを踏むと言うことが感情表現として大切な一部でもあるとして、歌詞になったりしているくらいです。
そこから考えるに、”アシッドダンスはダンスの音楽、ジャズは鑑賞の音楽”の解釈は90年代当時の日本とアメリカの音楽の文化的なポジションが入っていると考えられます。特に日本はダンスはクラブ、音楽は音楽鑑賞と別れているので必然的にダンスの有無も音楽のジャンルとしてカテゴリー分けされていったのかなあと思っています。結局アシッドジャズとジャズの違いは何???となった時に一つ言えるのは聞いた時の感じだと思います。
ジャズもアシッドジャズもアメリカ的に言えばダンスの音楽だし、インプロビゼーションもするし、リズムも大切にするし、とにかく技術力がトッププライオリティーだったりします。まあ、アシッドジャズをダンスミュージックというより、クラブミュージックと言った方がもう少ししっくりくる気もしますが、それは置いておいて、定義だけ見ると両者に大きな違いが見つからないのです。両者1点決定的に違うのはジャズはまとわりつくようなグルーヴ、アシッドジャズはすっきりとしたグルーヴです。現代の新しいジャズとアシッドジャズも違います。現代のジャズの多くはリズムがすっきりしていますが、そのすっきりしたリズムの中にまとわりつくようなグルーヴが入っているので、明確にアシッドジャズとの違いがわかります。
とはいえ、音楽は感じるのが一番!皆さんも自分で大いに感じて思ってくださいね。それでは。
DAD MAN CAT
Corduroy
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