競馬はギャンブルなのか投資なのか?
競馬は”ブラッドスポーツ”と呼ばれています。
「ブラッド」とは「血」という意味ですが、その能力に血統が大きな影響を与えるのです。
その競走馬の父親がどんなだったか? 母親がどんなだったか?
それが大事なのです。特に父親からの影響が大きいので父親のみ注目する場合も多いです。
繁殖用の牡馬(ぼば=オスの馬)のことを種牡馬(しゅぼば)といいますが、種牡馬がどの馬かというので予想ができちゃうのです。
やっぱり種牡馬で人気は史上最強馬の”ディープインパクト“。現役時代で負けたレースはたったの2戦。国内では1戦のみです。
種牡馬としての成績も史上最強です。
グランアレグリア(最強マイラー)、コントレイル(クラシック3冠)、ラブズオンリーユー、ワールドプレミア、レイパパレ、フィエールマン、ロジャーバローズ。
活躍する馬はだいたいディープインパクトから生まれているのです。
それからアーモンドアイを排出したロードカナロア。ディープインパクトに唯一勝ったハーツクライ、キズナ、キングカメハメハ、オルフェーブルなんかも種牡馬では人気です。
これまでは出走馬の半分がディープインパクト産駒というのも多かったのですが、残念ながら2019年に骨折により安楽死の措置が執られてしまいました。
そうなんです。
この世にディープインパクトはもういません。
今後、ディープインパクト産駒の競走馬は、これ以上増えないのです。
大変。
しかし、偉大な巨匠ディープインパクトは、既にスターホースを量産しています。
数えればキリがないぐらいのスターホースを生み出し、ライバルとの切磋琢磨、数々のドラマを紡いできているのです。
そうです。子どもたちがいるじゃないか。
ということで、
今度はそのディープインパクトが生んだ子どもたちが種牡馬となって次世代の日本の競馬シーンを盛り上げていくのです。
これは胸熱展開ですね。
歴史物のようなロマンを感じます。
レイデオロ、サートゥルナーリア、フィエールマン、アドマイヤマーズとほんのこの前までG1の最前線で活躍していたスターホースたちが早速種牡馬入りしています。
彼らの子どもたちがレースに出るのを見れるのは早くて2年後。
楽しみですね。
それが見れると考えるだけでも少しウキウキします。
また、歴史だけではありません。
G1のレースは年間で24レース。(障害レース除く)
桜花賞、天皇賞、日本ダービー、有馬記念など、なんとなく聞いたことあるようなレースも多いんじゃないでしょうか。
G1レースが年間で24回もあるのが私的にはびっくりです。2週間に1回G1やってる計算になります。
もちろん
競馬のレースはもっともっとたくさんありますが、私が見てるのはこの24レースだけ。
しかし
この24レースを見てるだけでもいろんなドラマを感じることができます。
有馬記念で大敗したアーモンドアイが次走のヴェクトリアマイルでは勝つことができるのか?それとももう厳しいのか?
とか、
牡馬3歳クラシック3冠のコントレイルと牝馬3歳クラシック3冠のデアリングタクト、それから史上最強馬のアーモンドアイがジャパンカップで激突!?一体どの馬が勝つの?
とか
有馬記念なんかはオールスター勢ぞろいでどの馬がどんな着順になっても全然おかしくない!
とか、そういうのがなんとなくわかるようになるのです。
野球やサッカー、バスケのようなスポーツを見てる感覚と近いのかもしれません。
「丸、広島相手だとやたらと打つなぁ」とか思えるとちょっと面白いですよね。
さて、
冒頭の問い。
「競馬はギャンブルなのか投資なのか?」
ここまで読んでくださっていれば薄々そんなのはどうでもいいと感づいているかもしれせん。
そう思っていれば作戦通りです。
一応、この問いに回答を用意するとなれば、
「人に拠って変わるでしょう」です。
競馬はお金を賭けることができるので、無茶な賭け方をし大負けして、「この負けは次のレースで取り返す!」と考える人にとってはギャンブルかもしれません。
「統計学に基づいて馬券を買って確実に収支を得るぞ!」という人にとっては投資になるかもしれません。
馬券を買わずに見るだけ楽しむという人にとってはお馬さんが激走してる単なる映像なのかもしれません。
私にとって?
私にとっては"趣味“です。
私はG1の24レースだけ馬券を買っています。それも1レース1万円までと決めているので年間24万円です。
一か月2万円を費やす”趣味”なのです。
人によっては洋服を買ったり、英会話や料理の教室に通ったり、ヨガスタジオに使うお金を私は競馬に使っているのです。
だから、収支も特につけていません。年間に24万円支出する費用なだけです。
そもそも家計簿もつけてないので何もつけてないずぼらさんです。
外れて当然、当たればリターンがお小遣い。そんな感じです。
そうするとこれは投資とは呼べませんね。ギャンブルとも言いません。
そうするとどうなるか?
やっぱり「趣味」という言葉がぴったりくるのです。
競馬は、ギャンブルのイメージが強くてあんまりいい印象をもってない人も多いかもしれません。
最近は競馬場も女性や子供向けのイベントをしたり、そもそも競馬場を綺麗に保っていたり、いろんな人に受け入れられる努力をしています。
G1レースに毎回1万円かけるのは正直少し大金だと思います。
例えば100円や1000円とかからでも十分楽しめます。
レース自体はテレビで無料で見れるのですから、試しに挑戦してみてはいかがでしょうか。
新しい趣味をみつけることができるかもしれません。
では、また。