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Q.映画見て泣いたりしますか?

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ご質問いただきありがとうございます。

若い頃は泣くことはありませんでしたが、年を経るごとに涙もろくなってしまいました。

おそらくですが、人生経験をひとつずつ重ねていくごとにいろんな状況のいろんな立場の人の気持ちがわかるようになっていくからだと思います。

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印象に残っている映画は、2011年に公開の「八日目の蝉」です。

アマゾンプライムでも見られる作品。

永作博美さん、井上真央さん主演の映画です。

あらすじ
会社の上司との不倫で身ごもるが、出産をあきらめた女。上司には、妻との間に子供ができていたことを知る。女は、上司夫婦の家に侵入し、赤ん坊を誘拐。逃亡しながら我が子として育てることを決意する。

誘拐犯が永作博美さんで、赤ん坊が井上真央さんです。

言葉にするとチープですが、親子愛とは何かを考えさせる映画でした。

シーンの描き方や切り取り方が心憎い。

永作さんが逃亡しながらも子どもに捧げる愛は本物。「ああ、しかしこの幸せな時間も直に終わりを迎えるんだな」というのがわかると、2人にもっと時間を与えてほしいと感じずにはいられませんでした。

一貫して誘拐犯の永作さん視点で語られるので、当時はそちらに感情移入してみていましたが、今見るときっと逆側の気持ちを考えてしまうんだろうな。

同じ作品でも見る時期や状態によって捉え方や感じ方は変わるもの。繰り返し楽しみたい作品です。

ちなみにですが、小池栄子さんの演技がピカイチで私はこの映画を見てからというもの彼女をタレントとしてではなく、女優としてみるようになりました。

日本アカデミー賞を総なめした作品でもあります。もし機会があればぜひ。

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レイチェル
またお目にかかれるときを楽しみにしています。