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原油価格が高いっていうけど、実際どれぐらい高いのさ?

原油価格の高騰が止まりません。

2月6日の時間外取引で一時1バレル130ドル50セントと2008年7月以来14年ぶりの高値をつけました。

原油が130ドルっていうのは高いです。

でも、130ドルって一体どれぐらい高いの?

参考に、こちらのツイートをご覧ください。

これは12月3日のツイートです。

11月半ばに85ドルまで上昇したのが、OPECプラスの増産を受けて62ドルまで低下しています。

62ドル。

現在?

現在はだから130ドル。12月に62ドルなので、12月→3月の間でなんと倍!倍になってるんですよ。

さらにですね、こちらのツイートをご覧ください。

これは2021年5月10日です。65ドルで注視を呼びかけています。

懐かしいですね。コロニアルパイプラインがサイバー攻撃を受けて業務を一時停止したときです。

コロニアルパイプラインは、米国最大の燃料パイプラインです。アメリカ東海岸の燃料供給の実に45%を賄っています。でかいですね。

このときはちょっとしたパニックになって、「ガソリンがなくなる!」といってガソリンスタンドに長蛇の列ができたほどでした。

このときサイバー攻撃を仕掛けたのが『ダークサイド』というロシア系ハッカー集団です。ここでも米国vsロシアがあったんですね。

【余談】
そんで余談ですが、このときダークサイドはコロニアルパイプラインにハッキングをして身代金を要求するんです。

ダークサイド「データを破壊したり流出させられたくなければ金を用意しろ!」
コロニアル「ひええええ〜わかりました。お金払います。」

と、いうことでコロニアルはダークサイドに440万ドル(4億8000万)をビットコインで支払いました。

4億8000万円の純損失って、めちゃめちゃ痛いですよね。

ところが、このあと誰もが驚く展開があったのです!

なんと!・・・

身代金で払ったお金をFBIが取り返したんです。そんなことできるのぉ!?

できたんです。

FBIはどうやら元々ダークサイドに目をつけていて、1年に渡って捜査をしていました。そして、新設された司法省のデジタル恐喝タスクフォースが身代金として取られたビットコインを押収するに至りました。

具体的には、コロニアルがダークサイドにビットコインを送金するんだけど、その送金先のウォレットをFBIが突き止めて、そのウォレットのパスワードも入手して、ハッカーが身代金にアクセスできなくする。という方法とのことですが、それぞれのアクションについてどうやってやるの!?という感じです。

そんで、デジタル恐喝タスクフォースってこれまた映画みたいな!(余談完)

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