【完全保存版】わくわくする投資の世界~経済から覗く新しい未来~
「投資は連想ゲームだ」といわれることがあります。
何かの出来事が起こったときに、それに関連する銘柄の株価が動く。
ひとつのニュースを元に今後の世の中がどうなっていくかを予想して投資を行っていく。
投資は、投資と実際に自分が体験している現実がリンクするときが最も楽しい瞬間です。
そんな瞬間のつくり方を今回は話していきます。
まず、始めにお伝えしたいことですが、
今回のnoteは神回です。なので【完全保存版】をつけました。
なぜ、そう言い切れるかというと、確かに世の中には私よりも投資の成績が良くて、経験が長い人はたくさんいます。
右を向いても、左を向いてもたくさんたくさんいらっしゃる。
しかし
私よりも文章を書くのが得意な人は多くはいない。私はわかりやすく伝えるのが得意なのです。
もう一点は、投資に関して、まだまだ私は素人だからです。
素人だからこそたくさん本を読み、たくさん動画を見て、毎日経済・金融ニュースを見てきました。
1年間、投資に関してたくさんの情報に触れてきて、0から素人なりに考えたり、感じたことを話しています。
初心者にとって、フレンドリーなアプローチになっているのです。
投資を始めて、とりあえずETFを積み立ててるけど、本当はもっと投資のことを深く知っていきたいな、という人にとっては発見がたくさんあると確信しています。
投資に関する情報やノウハウは世の中たくさんありますが、初心者にとってまずどれから見ていけばいいかを選別するのは難しい。
手に取りやすい情報って必ずしも初心者向けではないものが多いですから。
投資をより深く知っていくために何から読んでいけばいいか?
本当にまったくの0という人は「【完全保存版】レイチェル投資入門」から読んでほしいと思います。
「有料のnoteは読まない主義なんで・・・」という方は、レイチェル米国株物語は全編を無料で読むことができるので、こちらからどうぞ。
今回は、投資というものに触れて、次のステップに進みたいと思ったときに、まず読んでもらいたい内容をお話しています。
ただし、こちらの内容は投資で勝つためのものではありません。
投資を”楽しい”と感じるためのものです。
それは、
より具体的な経済動向と投資を紐づける体験。
第1章まではどなたでもご覧いただけるので、まずは試し読みだけでもよろしくお願いします。
第1章の雰囲気を気に入ってくださればぜひ全編ご覧いただけると幸いです。
【第1章 自動運転】
自動運転はGoogleとGM(ゼネラルモーターズ)の2強です。
意外ですか?実はそうなんです。
自動運転の分野ではGoogle傘下のWaymo(ウェイモ)とGM傘下のGruise(クルーズ)の2社が頭1つ飛びぬけています。
【Google傘下のウェイモ】
写真のように、カメラやセンサーをつけ、ひときわ目立つ見た目をしているのが自動運転用の車です。
完全自律の自動運転を目指しているのです。
グーグルのウェイモは、2021年8月にサンフランシスコで自動運転タクシーサービスを開始しました。最新の自動運転システムウェイモ・ドライバー第5世代を搭載しています。※自動運転で走行しますが、安全のため自動運転スペシャリストという人が同乗しています。
実用化と商用化を見据えてトップを走るのはこの"ウェイモ"です。つまり、グーグルですね。
続いてクルーズ。
クルーズ船のクルーズではなくて、GM傘下で自動運転を研究開発している会社です。
【GM傘下のクルーズ】
赤いデザインが目印ですね。
こちらはドライバーなしでの走行です。ちょっと近未来的。
アプリでタクシーを呼んで乗車するというシステムです。(ウェイモも同じ)。スマホでルートを見られるところはウーバーイーツを彷彿とさせますね。
クルーズはグーグルウェイモに遅れましたが、2022年2月にサンフランシスコで自動運転タクシーのサービスを開始しました。(グーグルウェイモは2021年8月でしたね)
この2社が、唯一サンフランシスコで自動運転のサービスを一般に開始しています。
そして、この2社に後れをとっていますが、アマゾンも2020年に自動運転スタートアップのZoox(ズークス)を買収し、自動運転技術の研究開発を進めています。
アマゾンはまだ乗客を乗せての実証実験にまで至っていませんが、公道でのテスト走行をしており、サンフランシスコ、ラスベガス、フォスターシティでテスト走行をしているようです。
あれ?テスラは?と思った方も多いかもしれません。
ウェイモ、クルーズが展開する自動運転とテスラが自動運転は少し種類が異なっており、ウェイモCEO曰く「ウェイモは完全な自立走行、テスラは運転支援」という表現を使っています。
テスラはあくまで現在販売しているテスラ車の価値を向上させるための自動運転技術を展開しているので、ウェイモ、クルーズとはアプローチが違うということです。
もしかすると最終地点は同じになるかもしれませんが、現在時点の技術の質は異なっているようです。
〇 ▲ ▢
自動運転車のタクシーを実際に体験できるのってちょっとわくわくします。
最先端のテクノロジーが集まるアメリカの技術進歩は、私たちに新しい未来を見せてくれます。
そんな未来のひとつの、この「自動運転」の世界。
サンフランシスコでは実証実験の車を見ない日はないと言っていいほどたくさん走っているそうです。
サンフランシスコ。
サンフランシスコといえばITの街。シリコンバレーもこの地域ですね。
カリフォルニア州のサンフランシスコには、アップルやグーグル、メタ(フェイスブック)の本社があります。
グーグルの少し西側にはスタンフォード大学もあります。
このあたりのスタートアップが生まれた地帯をシリコンバレーと言ったりしますね。
ITの街です。
このサンフランシスコでは、日常的にセンサーやカメラを車体に取り付けた自動運転車が走行しています。
では、なぜ多くの自動運転を手掛ける企業が試験走行の場所にサンフランシスコを選ぶのか?
それは、「交通環境が悪すぎて、ここで自動運転できれば最強じゃない?」となるからです。
そうなんです。サンフランシスコはめちゃめちゃ運転のしづらい環境が整っているのです。
どういうことか?
まず、サンフランシスコは霧が濃く視界が悪くなることが非常に多いです。
特に夏。
夏のサンフランシスコは霧がよく発生することから"霧の街"と呼ばれることもあります。
アラスカから流れてくる海の寒流と、カリフォルニアの温暖な気候がぶつかり合って霧が発生します。
こんなに霧が多くて視界が悪ければ人間の目視でも運転するのはつらいでしょうし、カメラの映像データを元に自動運転をするのも難易度が高まります。
霧の中の運転って、こわい!
しかし、交通環境の悪さはこれだけではありません。
次は、「坂」です。
サンフランシスコは坂が多いことでも有名です。
ここは、8回もの急カーブがある坂道「ロンバート・ストリート」。別名世界一曲がりくねった坂道と呼ばれています。
ここは観光名所にもなっている場所ですが、もちろん、ここだけではなくていたるところに坂が多い。
いくつかサンフランシスコの写真をみつけてきました。
なんでこうなった!?というぐらいの急勾配の坂です。
こんな写真までみつけました。
これは坂道に建っているマンションだそうです。
道がまっすぐに見えるように撮ったとのこと。
水平に撮影されている写真がこのような感じです。
こういった坂がいたるところにあるのです。
縦列駐車している車も多かったり、車道が狭いところがあったりと、運転をする上で最も難しい環境がここサンフランシスコにはあるのです。
これほど難易度が高いサンフランシスコで試験走行を繰り返せば、他の地域は問題ないと言えるのです。
グーグルのウェイモとGMのクルーズはスマホアプリをダウンロードすれば配車タクシーとして乗車が可能なので、いつかサンフランシスコに行くことがあればぜひ体験をしてみたいものですね。
自動運転のテーマで投資をするなら?
日本でも研究は進んでいますが、アメリカでは自動運転技術の開発が日々進んでいます。
市場調査レポートでは、自動運転車の市場規模は2021年の2030万台から年成長率13.3%で成長し、2030年には6240万台になる予測されています。
毎年2ケタ成長を続け、この10年で3倍の市場規模です。
自動運転車の市場規模拡大の背景は、既存の自動車メーカーだけではなく、グーグルやアマゾン、アップルのようなIT企業などの参入も大きな要因となっています。
では、なぜハイテク企業が自動運転の開発に力を入れるのか?
まずはアマゾンで考えてみましょう。
アマゾンにとっては自動運転技術の発達は物流の効率化に繋がります。
アマゾンが展開するEコマースの事業にとって、配送が供給面の大きな制約です。配送が滞ることが一番のネックであり、事業リスクです。
取引量が増加すればするほどドライバーを雇う必要がありますし、ドライバーも人なので人的トラブルやミスは必ず発生し、それに対応するコストもかかります。
実際に、アマゾンのドライバーにまつわるトラブルや問題はここ最近話題に上ることも少なくありません。
アマゾンの配達員が荷物をポイポイ投げている、だったり、
ドライバーは激務過ぎてペットボトルに排尿することを余儀なくされている、だったり、
アマゾンが従業員の給料を上げるニュースを最近目にする機会も多いですが、厳しい労働環境が因果を物語っているようです。
そんな実態となっていることもあり、
もし配送が自動化できれば、アマゾンは需要がいくら増えても対抗ができるようになります。現在様々な企業がDXで恩恵を受けているように、自動運転の技術はアマゾンにとって事業をブレークスルーさせるためにキーポイントになるのです。
これがおそらく自動運転のスタートアップを買収してアマゾンが技術開発を進める最も大きな理由です。
続いてアップル。
アップルにとっては新しいデバイスの開発です。
iPhone、iPad、アップルウォッチに続く新製品の商品開発の一部が自動運転です。
現在、正式に発表されていませんが、アップルカー構想が噂されており、2025年に完全自動運転に対応した電気自動車(EV)が発売されると報じられています。
記事によると、アップルカーはハンドルやペダルがなく、完全自立走行車とのことです。
未来的ですね!
これまで新製品でことごとく世界の常識を変えてきたアップルの新製品だけあって注目度も高く、期待値も高い事業です。
続いてグーグル。
グーグルは様々なサービスや技術に投資をしているので、特定の狙いではなく、純粋に新しい技術への挑戦を続けているように見えます。
グーグルカーのようにグーグルブランドの車を開発する話はこれまで出てきておらず、自動車メーカーとタッグを組んで自動運転技術を実用化・商用化していくものと思われます。
敢えて、グーグルの既存ビジネスへのシナジーを考えるとすると、可処分時間の確保が挙げられます。
自動運転になれば、ドライバーは運転に集中する必要がありません。
移動中に別のことをすることができるのです。電車と同じですね。
ネットサーフィンをすることも、Youtubeを見ることもできます。
運転時間中に車内で過ごす時間の選択肢が増えることで、グーグルのサービスを使う時間が増え、広告出稿量が拡大する可能性を秘めています。
〇 ▲ ▢
自動運転技術は、自動車メーカーからIT企業まで日々開発を進めており、どの企業がデファクトスタンダードを勝ち取るかはわかりません。
こういった状況で投資先を検討するのは一定のリスクをはらみます。
期待した企業が競合にもし負けてしまったら・・・。
投資回収は難しくなってしまうのです。
そこで、
どの最終的にどの企業が勝っても恩恵を受ける企業を探すことが重要です。
そんな企業はあるのか?
あります。
それは、エヌビディアです。
エヌビディアは、元々ゲーム用のグラフィックス半導体で成長しました。
その後、処理速度の速さがAI領域のディープラーニング(深層学習=十分なデータ量があれば、人間の力なしに機械で自動的にデータから特徴を抽出してくれる技術のこと)に効果を発揮するようになり、今ではAI開発に欠かせない存在となりました。
そして、エヌビディアの半導体は自動運転の開発にも必要不可欠なのです。
エヌビディアはエヌビディアドライブ(NVIDIA DRIVE)という自動運転開発プラットフォームを提供しており、受注高は今後6年間で合計80億ドル(約8600億円)を超える見込みといわれています。(自動運転LABより)
トヨタが自動運転車でエヌビディアの技術を大々的に採用していることは有名な話ですが、フォルクスワーゲン、アウディ、ダイムラー、ボルボといった自動車メーカーにも自動運転向けプラットフォームを提供しています。
自動運転開発の裏側にエヌビディアあり。
今後、市場環境がどのように目まぐるしく変化しようと、エヌビディアだけはこの自動運転の分野が発展すればするほど恩恵を受けることになるでしょう。
次です。
【第2章 メタバース】
何かと話題のメタバース。
この章ではアメリカでメタバースが実際にどんな展開を見せているのか?そして今後、成長と定着はどのようにして実現されていくのか、話していきたいと思います。
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またお目にかかれるときを楽しみにしています。