#1.ヨーロッパは、意外と小さい。電車とバスで国をまたぐ旅
ちょっと想像してみてほしい。
札幌から福岡までの距離――これは、私たち日本人にとって「国内旅行」という感覚。
しかし、
その距離感をヨーロッパに置き換えると、なんと、一気に「何カ国もまたげる旅」ができてしまう。
これ、私が実際にヨーロッパを旅した体験だけど、心底驚いた。
だって、
「国をまたぐ」って聞くと、すごく大げさ。
パスポートを出して、飛行機に乗って…というイメージが、ヨーロッパでは全然違う。
飛行機で朝ウィーンに着いて、スタバを飲んで、その日のうちにバスでスロバキアのブラチスラバへ。
ロンドンからはフランスのパリまでユーロスターでスッと移動(新幹線で東京→大阪の感覚)。
そして、
パリから電車とバスを乗り継いで数時間で幻の場所、モンサンミッシェルへ。
そこからドイツのフランクフルト、ケルンを経て、プラハ、ミラノ、ヴェネツィア――
気づけばこんなルートを巡ってた。
国境を越えるって、大げさなことじゃない
この旅の一番の収穫は、ヨーロッパの「国を越える感覚」が日本の「県をまたぐ感覚」に近いこと。
これに尽きる。
電車に乗ってウトウトしている間に「あ、もう国境越えちゃった?」って感じ。
EU内だと移動が自由なので、パスポートを出す場面もほとんどなくて、国境の存在がびっくりするほど日常的。
ちなみに私のヨーロッパでの移動がこれ。
やっぱり感動は、さっきのロンドンからパリのユーロスター。
地下をくぐって国をまたぐって、最初はちょっとドキドキしたけど、景色がパッと変わってフランスに着くと「おお、違う文化圏!」って感じがして楽しい!
なぜかワクワクするヨーロッパの距離感
それにしても、ヨーロッパの旅の最大の魅力は、この「ちょっとした移動で全然違う世界に行ける」ことだと思う。
ウィーンのクラシックで優雅な街並みから、ミラノのファッションストリートやヴェネツィアの水上都市へ――同じヨーロッパなのに、文化も景色も食べ物も全部がガラッと変わる。
日本だったら、東京と大阪で同じラーメンを食べても「まあ美味しいね」って感覚だけど、ヨーロッパでは移動するたびに「え!?これが同じ大陸の食事?」と、いう感動。
ロンドンではフィッシュ&チップスをつまんで、パリではバゲットをかじり、ミラノではパスタ――移動するだけで、新しい体験が広がっていく感覚。
日本とのギャップを感じるのはダイバーシティ感覚
日本って広いようで、実は「ひとつの文化」に包まれている。
もちろん地域ごとの特色はあるけど、どこか「日本」という枠の中に収まってる。
それが安心でもあるんだけど、ヨーロッパを旅して感じたのは、「違う!」ということ。
電車やバスで数時間移動するだけで、違う人種、違う言葉、違う建物、違う歴史を背負った街にたどり着く。
面倒なこともあるけど、それが面白い!
ヨーロッパに入ってしまえば、あとは「近い」。
こんなにも新しい出会いが待っている場所が、ギュッと詰まったエリアがあるなんて、行ってみるまで全然知らなかった。
旅に出よう、ヨーロッパは近い
日本からヨーロッパまでは確かに遠い。
でも、
一度ヨーロッパに入れば、そこからは電車とバスでどんどん広がる冒険が待ってる。
旅の距離感が「県をまたぐ感覚」くらいに軽くなると、ちょっとずつ広がる自分の世界が本当に楽しい。
これが私の旅の最初の大発見。
次回は、そんなヨーロッパ旅の最大の思い出。ロンドンの街から始まるエピソードをお届けするね。
さあ、一緒にこの地図を眺めながら、自分はどこに行きたいか、考えてみよう。
次回こそ、ロンドンの話に入ります。
レイチェル