【ウィキペディア】2024/2/25 ウィキペディアタウン㏌西戸崎 (福岡県東区)
内容
時間と人数と環境
10:00-16:00
まち歩きは前日開催
参加者10名+関係者
企画運営:株式会社ホーホゥ
共催:商店街NEXTチャレンジャー応援団、福岡市
協力:志賀商工会
会場:西戸崎公民館
会場にWifiはあるが、モバイルWifiをレンタル
事前の打ち合わせ
「ウィキペディアタウン」を行う
資料は、事前に集め会場に用意。
参加者でこれまで編集経験がない方には、事前にウィキペディアのアカウント作成をお願い。
ワークショップ内容
キャンプ・ハカタ (新規記事作成)
西戸崎、西戸崎駅に関する記事(既存記事編集)
当日の流れ
このイベントで特筆すべきことは、記事対象となる「キャンプ・ハカタ」が示す範囲をどのように位置づけるかということだった。
出来上がりの記事が上記だが、記事に記載があるように
Hakata Air Station(博多飛行場)Hakata Air Station時期の司令部
Camp Hakata(キャンプ・ハカタ)
Brady Air Field(ブレディ飛行場)
Brady Air Base(ブレディ航空基地)
Brady Auxiliary Air Field(板付飛行場の一部としてのブレディ補助飛行場)
Hakata Administration Annex(博多管理別館)
等の呼称や名称があり、どの時期のどの範囲をもって「キャンプ・ハカタ」とするのかを確定するのがとても困難であり、現在でも解決していない。
その理由は、当時駐留していた米軍兵や現地の住民からすれば、この辺一帯を口頭で伝えるとき、あるいは思い出として振り返る時、何年何月ごろのこの地域だからこの名称が正式であると考えながら話すことはないという理由からである。
つまり、専ら1960年以降になってブレイディ航空基地に少し滞在した人でも「キャンプ・ハカタに行った」と記載する可能性が少なくないのである。
もう一つの記事作成上のポイント:
西戸崎ではキャンプハカタプロジェクトとして、シャッターや壁にアメリカ的なアートを数多く描く企画を進めている。
それらを撮影しウィキペディアに載せる際は、絵の製作者が自由にウィキペディアに載せて構わないという意思を示しても、ウィキペディア上のライセンスに沿って自由に使用していいよという形でアップロードするのは難しい。
なので、「屋外美術を被写体とする写真の利用方針」
を適用して、ウィキペディアの日本語版のローカルにアップするわけであるが、アカウントを作成したばかりのユーザーではローカルにはアップロードができない制限がかかっている。
また、米軍使用時の画像については
を適用し
「アメリカ軍又はアメリカ国防総省の職員がその公務の一環として撮影又は作成した著作物です。アメリカ合衆国連邦政府の著作物として、この画像はアメリカ合衆国においてパブリックドメインの状態」
として使用している。
いずれにせよ、その地域に住んでいない自分自身が手掛ける題材としては、対象に対する理解が少し不足しており、事前にいろいろ調べてみたものの、当日の文献などをあたると、ますます不明点が多くなる有様であった。
それでも、記事の体裁は整えなければウィキペディアの読者に迷惑がかかるので、イベント参加者が編集してくださった箇所を生かして、帰宅してから補足の編集と画像のアップをしてみた。
地元の方々は、参加者が熱心に編集をしている姿にとても感激しておられたので、イベントとしてはうまくいったのではないかと思うものの、個人的には、事前の掘り下げに課題を残すものとなった。