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#235 結論→根拠→具体例の構造を使いこなす 24/8/28

みなさん、こんにちは。
今日は、久しぶりにスキルの代表選手、ロジカルシンキングを考えます。

考えるきっかけは、ここ数ヵ月の日常の仕事=問題解決に触れるにつれて、基本のキが疎かになっているケースを多々感じるシーンに出くわしたことです。仕事の大小を問わず、物事を事実や構造的に捉える、捉えた情報を整理する、整理した情報から問題解決策の企画や設計を行なう、と進むわけです。この問題解決策の企画・実行に進む前の段階の仕事が粗いな、と感じます。

さて、構造的に捉える、との言葉はよく使います。あるいは使ってしまうとの言い方もできるかもしれません。ですが、その構造って何だろう?と思っている方も実は少なくないのではないか、と考えます。

その1つ代表的な構造整理は、結論・根拠・具体事実や例、の三層構造だと考えます。いわゆるピラミッド・ストラクチャーと言われる考え方です。三段論法、PREP話法とも近しいと感じます。

このピラミッド・ストラクチャー構造でいえば、この三層のどこが論点になっていてディスカッションが進んでいるのか、が錯綜しているケースが多々あります。

あるいはこの三層の中でも、

結論「丸亀製麺はおすすめである」
根拠 なぜなら、
1「素うどんでも美味いし、揚げ物も旨くお腹いっぱいにできる」
2「リーズナブルな価格である」
3「全国的に出店し、オフィス街にはほぼ存在するため使い勝手が良い」

といった具合に、結論→根拠3つ→根拠1の具体例1、2、3といった具合に、川下に行くにつ入れて三角形のすそ野が広がります。ですから、ピラミッド・ストラクチャーです。

この根拠1~3がかみ合っていなかったり、その根拠に紐づく具体例1~3について話していたり、と構造内のどこで話を論じているかがかみ合っていないために、収拾がつかない事態がたくさん起こっています。

そのため、問題解決の大小を問わず論点を整理して、ステークホルダーの認識を共通にしたり、ディスカッションをして結論を出す、にしてもこの構造を整理できてないことが多いです。その結果、問題の共通認識をするコミュニケーションに時間を要しているシーンが多く見受けられます。

ですから、このピラミッド・ストラクチャーを基本のキとして、使いこなしてみるのが良いと考えます。最初は少々面倒かもしれませんが、大小の問題解決をする際に、かならずこのピラミッドを作って情報を整理してみることです。

なお、基本的な使い方は、具体的ないくつかの事象・事実から、それらが何を意味しているのか、一段の抽象化を行ない、さらにもう一段抽象化を行なうと段階的な考えが必要です。So What?を2~3回繰り返すイメージです。そうして、仮説的な結論=これが問題だと考える、と設定するのが次の段階です。

一方、現実的な使い方は、この逆の順番のほうが出番が多いようにも感じます。というのも、現実の事象は多彩で複雑ですから、複数の事実から何かを抜き出して、とは何でもできてしまうことで迷いが生じしまうからです。よって、先に仮説的な結論=これが問題だと考える、をいったん作ってあとに、What=何が問題(の具体例)か、をブレイクダウンしていきます。

そうして、具体と抽象を行き来することで結論をブラッシュアップすることができます。

なお、具体と抽象の往復とは、もう1回具体に行く、がキモです。具体と抽象を行き来し、結論がいったん出たら、Now What?=で、どうする?の具体策を作ります。ここが具体と抽象の行き来のキモと考えます。

話がそれました。

さて、みなさんは物事を構造的に捉える、をどのように実行されていらっしゃいますか。
それでは、また。

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