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原作信者がルックバック[映画版]の解釈違いやよかった点とか話したい。

ルックバック 総論

面倒くさいオタクとして2つ感想を用意してます。

①原作にほぼ忠実でルックバックの映画化という観点で素晴らしいもの
 これは記載の通りです。言わずもがなです。素晴らしい。
 正直お布施のために行きましたがよかったです。
 さよなら絵梨も早く映画化してどうぞ。
 そして、タツキ先生、新たな1冊短編書いてください。
 ルックバックの映画の良さは良く語られていることなので割愛します。

②原作と違ったところ解釈違いある~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~そうじゃないんじゃない!?!?!?!?!?!?!!?!?!そうなの?!?!?!?!??!?!!??!?!
  上記の通りです。今回はこの②を語らせてください。

(私が見つけられた)原作との目立った違い4つ

異論がなかったり、漫画表現の延長だと思ったことは省いてます。あと、藤野の制作スタジオも原作と違うっぽいですけどそこも割愛してます。

①原作ほぼ最初に登場する藤野の4コマ漫画のアニメ化

冒頭に登場する生まれ変わっても一緒にいようの4コマ漫画があるのですが、なぜかアニメ化してました。

どういう意図でこのシーンをアニメ化したのか、あまり推測が付かなかったところ。後に漫画家として一人で大成する藤野は想像力豊かでストーリーを作る能力が高いということを示唆したかったのか。最初に入れてるからあんまりテンポが悪くなった印象もないが、必要か?と思ったし正直なくていいかな・・・と思いました。

②藤野の4コマのイラストが違った

これも何で・・・??っていうシーン。ルックバックにおいて、4コマは藤野と京本をつなぐ重要なものであり、4コマ漫画は5回登場します。1回目は①で冒頭で出来る4コマ。2回目は京本の4コマと並ぶときのもの。運動会で相手のレーンに廊下を設営するもの。3回目は藤野が漫画をあきらめるシーン、「先生、あんたが俺のお父さんなんだろ・・・?」の4コマ。4回目は京本の家で書いた4コマ。最後は京本が書いたルックバックの4コマ漫画。
これらの3回目の藤野が漫画をあきらめるシーンの4コマですね。絵が違ったんですけどこれ何で・・・???????ってなったシーンでした。本当になんで・・・??他は同じなのに何で変えた・・・??原作はラフだったのが、映画では清書しているように見えたので漫画家としてスキルが上がってることを見せたかったの・・・?

③藤野が京本が自分のファンだと知って喜びながら家に帰るシーン

解釈違い~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!
藤野が喜んで家に帰るのですが、水たまりをバシャバシャしたり、水たまりに手を突っ込んだりと喜びを表現してますが解釈違い~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!それはそれは何にも変えられない喜びだけど、プライドが高い藤野はそれを抑えて表に出してないんでしょうが~~~~~~~~~~!!!!!!!!だから、原作ではあんなに嬉しそうな顔して手の上下が激しくなっているんでしょうがよォ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!
原作表現は漫画だから伝わったけどアニメじゃ伝わらねえよォ!わかりやすさのためにやったんだよォ!って言われるとまあ仕方ないよねってなります。だけど解釈違い~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!藤野はプライドの高さからそんなアピールもできないんすわ。プライドの高さゆえに自責思考も強く、京本の死すらも自分の責任と思い込み、立ち上って一人誰に話すわけでもなくすべてを背負い込んで漫画に打ち込み続ける藤野だぞ?!?!?!?!?!?!?!?!小学生の時とはいえ、あんな喜びを表現するのか?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!しないんじゃないか?!?!?!?!?!?!?!?!
と、解釈違いがありました。細かいところですが個人的には重要です。何ならこのシーンってどう描かれるのかで見に行ってます。

④京本の死が発覚する前の担当の電話

これも原作になかったシーンですね。シャークマンが売れて、大学の通り魔のニュースが飛び込むってのが原作ですが、映画ではその前に担当と「アシスタントがダメ。他のアシスタント探してほしい」みたいな電話してるシーンが流れます。電話の演技があまりにもリアルで最初一瞬映画館で誰かがしゃべってるのかと思ったくらい。

これは京本のアシスタントとしての有能さを際立たせ、どれだけ京本が必要だったかをアピールするために入れたシーンかと推測してます。
当然、「京本の方ができた」とか「京本がよかった」なんて一言も言ってもないし、心理描写もない(あったら莫大解釈違いが発生してたなって思います)が、京本がよかったんだなって伝わる描写です。

これは・・・・・・・・・・・・・・・・まあ良いということにしましょう。
第一印象は良かったな、面白いなって思いました。

でも、藤野はプライドが高いから担当とそこまで打ち砕けるのかな?もし不満があっても自分で解決しようと頑張っちゃうタイプじゃない?そんな愚痴っぽくアシスタントの話をするだろうか。シャークマンは当初凄い伸びに苦労してるし、その苦楽を共にしてる担当と思えば、愚痴を言える信頼関係築けてるんですっていう話もある。
でも、そうだからって京本を求めてる描写必要なの?もうずっと藤野は京本好きじゃん。語るまでもなくない?補強する必要ないよTooMuchだよ。
これもわかりやすさのためにやりました、であればまあ・・・まあ、いいということにしましょう。解釈違いとまでは言いません。

以上です。
色々言いましたが、冒頭に語った通りとってもいい漫画であり、いい映画なのでみんな早く見に行ってください。
あと、タツキ先生マジで早く1冊短編集また描いてください。
よろしくお願いいたします。

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