
繁忙期with部長
私さすけは旅行業界で勤務している。
10月から11月にかけて爆発的な予約を抱えてる私たちだが、誠に遺憾ながら私の部署は部長と副部長の私、2人しか在籍していないのだ。
コロナが終息し、訪日外国人が急増して旅行業界の大海賊時代がきている現在である。
実にこの会社に就職しておおよそ2年、タイミングが合えば派遣事務員さんに複数名入れ替わりで勤務して頂けるものの、ほとんどの時間を大して広くはないオフィスで部長と2人きりで過ごしてきたのだ。
早朝から深夜まで鳴り続ける、パソコン、FAX、スマホの通知音はトラウマレベルである。
仕事に追われる2人が密室に閉じ込められた空間の悲惨さたるや…
今や戦場を共にしてきた仲間、家族のような存在なのだが、半年〜1年目は相当に酷かった。
一日の会話は挨拶のみ、と思えばお互いのミスをどちかが指摘することを皮切りに怒鳴り合いの喧嘩をする始末である。
そんな毎日が数ヶ月続き、閑散期に入り一息ついたところで近所の行きつけの中華屋で和解の瞬間が訪れたのだ。
ピータン豆腐と青椒肉絲をつつきながら閉店まで酒を煽り、熱く語りあっていたらしいということは中華屋の奥さんから聞いた話である。
かくいう私たちは一切覚えていないが、次の日は二日酔いを引き摺りながらも清々しい気持ちで仕事をしたものだ。
あれから月一の中華屋呑みは定番になっている。
【今日のまとめ】
仲良しの秘訣はビールと中華
※ピータンは臆せず食え
追伸
昨日から2人とも風邪気味だから部長が水餃子スープを分けてくれた。うまかった。
追伸の追伸
あの、変な匂いするエアコンが部長の咳の原因だといつ気づいてくれますか。