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まさか!に備えるには

FXの自動売買(EA)について紹介しているwingです。今回は「まさか!に備える」を考えていきたいと思います。これは私の反省を込めて残しておきたい記事です。

そのため、今回もしくじりシェアです。自己紹介のところにも、大きく損をしてと書いてありますが、本当によく損をしました(泣)

まさか!と思ったときに、すぐ対応ができる方には不要な記事だと思います。私は、器用に立ち回れる気質でも無いため、いつも最悪なところまで進んでしまいます。

損失するときもいつも全額です。人間は感情を持っているため、自分の判断で損失を最小限に食い止めることが苦手だと思います。

これがプログラムであれば、一切の感情を入れずに機械的な判断と行動(挙動)をするわけです。

まさか!のとき、たいていは時間的な余裕がありません。そのため、予め決めておくことが大事です。

誰だって損失は想像もしなくないわけですが、FXでは損失も想定しておくことが必要です。
裁量トレーダーであれば、損切りと呼ばれるものです。

FXの世界において、100%の勝率は詐欺の宣伝文句しかありません。そもそも、二分の一で動くものが100%の勝率を出し続けるには、どのくらいの不可能なことか計算してみましょう。

10回連続で100%の確率で勝ち続けるためには、2の10乗という計算になります。2×2×2…と10回計算すればでてきます。1024分の1です。10回連続で勝つのはそのくらいの確率です。

たとえば勝率が90%のEAがあったとしたら、10%の負けのとき、まさか!につながります。
10%の負けの中でも、とびきりにヤバい時をまさかと定義してみましょう。

そのときに取れる行動はほとんどなく、大抵は気づいたらスッカラカンでした。といった具合です。

①資金を想定の2倍までにする
まず、私の体験から言えるのは、入れておく証拠金を最大損失額の2倍までに設定する。ということです。

仮にEAが最大で10万円の含み損を抱える可能性があるとします。そのとき、口座にいれておく資金を20万円にしておけば、まさか!が起きても20万円の損失で済みます。

②原資を回収する
次に、複利で回し続けない。ことが大切です。この考えでは、ある程度のリスクを負うのは織り込み、それ以上のリスクは回避する。という考えかたです。

たまに、儲かるからと複利でずーっと回し続ける方がいます。私も昔はその一人でした。しかし、これはNGです。目標金額まで到達したら、原資は出金します。
そうすれば、原資が確保されているため、まさか!の事態でもノーダメージもしくはダメージが少なく済みます。

直近で騙された私の場合、2万ドルに到達したら少しずつ出金していこうと考えていましたが、19500ドルの時点で全額もっていかれました(泣)

教訓として

③資金は3等分にする
こういう考えかたが必要です。私自身が質問されたときによくこうやって回答しているのに、実践できていないと反省します。

資金を3等分にして運用すれば、当然儲かるのは三分の一です。しかし、一度、損失が発生しても、次の機会で挽回する可能性が残されます。

仮に月利10%を安定的に叩き出すEAであれば、半年から10ヶ月で挽回できる計算です。
一回の損失で資金の全額を失ってしまうと、再起ができません。一発退場だけは避けたいものです。

④損失をある程度受け入れる
今回の最も大切な学びは、損失をある程度受け入れる事です。そうすれば全額もっていかれる事態は避けられます。これは損切りの考えかたです。

挙動のおかしいEA

たとえば私の場合、半額の1万ドルで撤退する機会が2回ほどありました。そのとき、チャート画面を見ていたので、撤退できたわけです。しかし、反動の値動きやEAの仕様がわからないといった複数の要素があったために判断が鈍ったのです。

値動きは水物であり仕方ないとは言え、EAの仕様がわかっていれば撤退したと考えられます。ここでもEAの仕様を、ある程度理解しておく必要性が大事だったというわけです。

まとめ

今回は私のしくじり体験から、まさか!のときにどう対応するかという切り口で記事を書いてみました。結論として、まさか!のときには大抵、何もできません。事前の準備によってまさかの事態を織り込むことがFXでは大事になってきます。

少しでも参考になれば幸いです。

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