![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/150017669/rectangle_large_type_2_c67e6e19c62d05ade9768c10c7cd1aa7.jpeg?width=1200)
生きる力、考える力を最も持っている人
8月11日まで、東村山市立公民館で、ハンセン病問題を知る企画が
開催されています。
![](https://assets.st-note.com/img/1723099959717-ChZYsUQMv5.jpg?width=1200)
ハンセン病、、私は、東村山市に引っ越してこなければ
きっと、一生知らずに過ごしていたのかもしれません。
これは紛れもなく、日本に起きた、負の歴史。
こんなことが本当にあったのかと。。
今回、1960年代~70年代に全生園職員の看護師として
働いていた方のお話、回復者さんのお話を聴くことができました。
看護師さんのお話は衝撃的でした。
看護学校の所長?の人が、菌を自分の腕に埋め込み
それでも感染しなかったという事実。
当時、他のところで結核の方を診ていた看護師さんは
感染していたけど、全生園の看護師さんは感染は
しなかったという事実。
看護師さんは、働いてほどなくして「みんなおなじ」。
と思えてからは、
後遺症でちょっと不自由があるかもしれないけれど、
それは周りが助けてあげればいいこと。
患者さんととても仲良く過ごされたというお話を
明るく話されていて、ご自身は、官舎に住んでいたことで
色々言われたり辛いこともあったかと思うのに。。
![](https://assets.st-note.com/img/1723100129969-rTBRu64njr.jpg?width=1200)
そして、回復者さんのお話を聴くことができたのも
貴重な時間でした。
どのような経緯で全生園に来られたのかを
話してくれました。そして、今もなお一部の方から
嫌な思いをされていること。
全生園でのご自身のお仕事のこと。
![](https://assets.st-note.com/img/1723100155132-PUJf4cIo3I.jpg?width=1200)
戦前に強制収容された方は、もっと辛い思いを
されたんだろうなあ。
事実がすべてだ。
私は、全生園で実現したい夢がある。
思いきって聴いてみました。
土地は東村山市の持ち物ではなく国の持ち物だから
資料館の運営がどこどこだから、自治会が、、など
色々なしがらみはあるものの、ご自身自体の思いは
どうなんだろうと思いましたので。
もっと、地域と開かれた全生園であってほしいと思うのです。
ご自身も、果敢にしがらみに挑戦されていることなどを
お伺いできたのは、とても良かったです。
壁は厚いかもしれないけれど
ちょっぴり勇気をいただきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1723100175621-nkaYndhKpV.jpg?width=1200)
最後に、「入所者」という言い方について言及
されました。
「入所者」は刑務所に入った人のイメージ
今は、全生園にいるので、「入園者」と言ってほしい。
入所者でもなく回復者でもなく
全生園という場所に住んでいる一人の人間。
という風に捉えました。
この言葉を聴けたことは大きかったです。
入園者の方は、本当に強いです。
「生きる力」「考える力」を本当に意味で
持ち合わせているのは、この方たちではないかと
思うのです。私たちも次世代の人たちにも
学んでほしいと強く思います。
それには、共に交流が必要なのではと思います。
今しかない!時間がないのです。
本当の意味で、人権が守られる社会に!
みんなで守っていきたいと強く思った日でした。
みなさんも、是非、展示会いかれてみてください。
みんなに知ってほしいです。