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ハロウィーン前の怖い話(実話)
私はハロウィーンというイベントが好きだ。
別に特に凝ったコスチュームを着るということはない。
クリスマスと一緒で雰囲気を楽しむだけである。
以前こんなエッセイを書いた↓
![](https://assets.st-note.com/img/1730324653-xusCBSUaevdJh8XO9DKFt2co.jpg?width=1200)
映画 “TERRIFIER”とのコラボ(勝手に)🎃🤡
本来はハロウィーンもクリスマスも
宗教的に深く関係しているのだが、
無宗教の私にはそんなものは関係ない。
そんな私のような人間にとっては、
ハロウィーンとはスプーキーな雰囲気を楽しむためだけの日になる。
毎年ハロウィーン前になると
ご近所さんたちは家の前の
デコレーションを始める。
私と狸は自分たちの家を
一切デコレーションをしないので、
毎年ご近所さんの飾りつけを楽しみにしている。
散歩がてら飾りつけをチェックしながら、
”あぁ、今年もハロウィーンがきた!”
と、ウキウキした気持ちになるのだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1730128703-67NThnLU5ZgJedCOXy9AmQqI.png?width=1200)
そしてこのデコレーションが凄い。
さすが本場アメリカである。
レベルが違う。
こんなにもハロウィーンに力を入れる必要があるのだろうか?
お金と時間をかけているのが一目で分かる。
ここはもはやディズニーランドなのだろう。
私たちは無料のテーマパークを楽しんでいるのだ。
思わず「This is Halloween, this is Halloween ♪」
と歌い出してしまう。
ハロウィーン最高!!
こんなふうにケチーズの2人(兎と狸)は
ハロウィーンを楽しみしていました。
さぁ、ここからは
私のもとに届いたある恐怖体験を
みなさんにお伝えしましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1730128809-nF2KD3mqBZzyafpeYs7iLRMb.png?width=1200)
それはさかのぼること、
1ヶ月ほど前。
まだ僕のご近所さんたちが
ハロウィーンにむけてデコレーションを
始めたばかりの時期でした。
「いってらっしゃい」
妻の兎は僕に優しく微笑んだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1730128880-slRSeNBiy9nzwV4h36ADbWQf.png?width=1200)
革靴の靴紐を閉め、
腕時計をつけ、
バックパックを背負った。
5:40am。
出勤の時間だ。
まだ辺りは暗い。
”昨日は路上駐車したんだった”
僕は車のある場所まで
歩かなければならなかった。
電灯が不気味に辺りを照らしている。
まだ早朝ということもあり、
歩いている人もいなければ走っている車も見当たらない。
![](https://assets.st-note.com/img/1730129678-PXG27hmzc0FBwkWQpZHN5OKt.png?width=1200)
僕が速足で歩いていると後ろで気配がした。
その瞬間、背中がゾクっとした。
何かが後ろにいる…
振り返りたくない。
でも後ろが気になる。
後ろの気配の正体を知るべく、
僕はおそるおそる後ろを振り返った。
「Jesus Christ
(ジーザス クライスト)!!!」
![](https://assets.st-note.com/img/1730139526-epZl9kHISgLRQd1DrTBWGxtJ.png?width=1200)
思わず僕は大声をあげた。
そこには軽く10体を超える
不気味な姿をした人形たちが立っていたのだ!
暗闇の中にたたずむ人形たち。
あるものは赤い目を光らせ、
あるものは斧を振り上げている。
巨大なものは僕よりも遥かに大きく、
圧倒的な存在感で僕を見下ろしている。
一瞬自分の体が固まったように思えた。
心臓はバクバクしている。
僕は恐怖でコントロールのきかない足を
無理矢理動かした。
そしてそそくさと車に乗り込みその場を離れた。
![](https://assets.st-note.com/img/1730131344-kdaitcnFRpOBMS15swmLrY3o.png?width=1200)
いかがでしたでしょうか?
こちらはT(狸)さんからいただいた
実体験を元にお話しさせていただきました。
ハロウィーンが近い時期には
後ろに気を付ける必要がありそうですよね?
でも簡単に振り返ってはいけませんよ。
そこには恨めしそうにあなたをを見つめる
何かが佇んでいるかもしれません。
ではまた次回お会いしましょう。
こちらのエッセイもよろしくお願いします↓