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ハロウィーン前の怖い話(実話)

私はハロウィーンというイベントが好きだ。
別に特に凝ったコスチュームを着るということはない。
クリスマスと一緒で雰囲気を楽しむだけである。


以前こんなエッセイを書いた↓

兎アート🐇
映画 “TERRIFIER”とのコラボ(勝手に)🎃🤡


本来はハロウィーンもクリスマスも
宗教的に深く関係しているのだが、
無宗教の私にはそんなものは関係ない。
そんな私のような人間にとっては、
ハロウィーンとはスプーキーな雰囲気を楽しむためだけの日になる。


毎年ハロウィーン前になると
ご近所さんたちは家の前の
デコレーションを始める。
私と狸は自分たちの家を
一切デコレーションをしないので、
毎年ご近所さんの飾りつけを楽しみにしている。
散歩がてら飾りつけをチェックしながら、
”あぁ、今年もハロウィーンがきた!”
と、ウキウキした気持ちになるのだ。



そしてこのデコレーションが凄い。
さすが本場アメリカである。
レベルが違う。


こんなにもハロウィーンに力を入れる必要があるのだろうか?


お金と時間をかけているのが一目で分かる。
ここはもはやディズニーランドなのだろう。
私たちは無料のテーマパークを楽しんでいるのだ。
思わず「This is Halloween, this is Halloween ♪」
と歌い出してしまう。


ハロウィーン最高!!


こんなふうにケチーズの2人(兎と狸)は
ハロウィーンを楽しみしていました。
さぁ、ここからは
私のもとに届いたある恐怖体験を
みなさんにお伝えしましょう。



それはさかのぼること、
1ヶ月ほど前。
まだ僕のご近所さんたちが
ハロウィーンにむけてデコレーションを
始めたばかりの時期でした。


「いってらっしゃい」
妻の兎は僕に優しく微笑んだ。


微笑む女神


革靴の靴紐を閉め、
腕時計をつけ、
バックパックを背負った。


5:40am。
出勤の時間だ。
まだ辺りは暗い。


”昨日は路上駐車したんだった”
僕は車のある場所まで
歩かなければならなかった。


電灯が不気味に辺りを照らしている。
まだ早朝ということもあり、
歩いている人もいなければ走っている車も見当たらない。



僕が速足で歩いていると後ろで気配がした。
その瞬間、背中がゾクっとした。


何かが後ろにいる…


振り返りたくない。
でも後ろが気になる。
後ろの気配の正体を知るべく、
僕はおそるおそる後ろを振り返った。


「Jesus Christ

(ジーザス クライスト)!!!」




思わず僕は大声をあげた。
そこには軽く10体を超える
不気味な姿をした人形たちが立っていたのだ!


暗闇の中にたたずむ人形たち。
あるものは赤い目を光らせ、
あるものは斧を振り上げている。
巨大なものは僕よりも遥かに大きく、
圧倒的な存在感で僕を見下ろしている。


一瞬自分の体が固まったように思えた。
心臓はバクバクしている。
僕は恐怖でコントロールのきかない足を
無理矢理動かした。
そしてそそくさと車に乗り込みその場を離れた。



いかがでしたでしょうか?
こちらはT(狸)さんからいただいた
実体験を元にお話しさせていただきました。


ハロウィーンが近い時期には
後ろに気を付ける必要がありそうですよね?
でも簡単に振り返ってはいけませんよ。
そこには恨めしそうにあなたをを見つめる
何かが佇んでいるかもしれません。


ではまた次回お会いしましょう。




こちらのエッセイもよろしくお願いします↓











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