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マレーシア移住準備⑥バイクの売却

はじめにお詫び申します。今年7月か8月にマレーシアへ移住予定でしたが、妊娠の経過や家族サポートの都合を鑑み、出産後に移住することになりました。過去の「#海外出産予定」のタグは嘘になってしまいましたが、その時はそのつもりだったので過去記事はそのまま残したいと思います。

さて、「最後のバイク旅」で登場した我が愛車「ピレンちゃん」は移住がきっかけではありますが、同時に妊娠もしたので早々に乗れなくなってしまいました。といいつつ妊娠3週(着床が分かっている時点)にもツーリングに出てたんですが・・

嫁ぎ先をどうするか

愛着のあるピレンちゃんなので、知らない人に売ってしまって二度と会えないのも寂しい。できれば知り合いに乗ってほしいと思っていました。といってもバイク友達はいないので、バイクは持ってないけど免許は持っている元ライダーの友達に託すか、会社の同僚のバイク乗りに当たってみるかの二択です。

友達のうち一人は海外赴任中で、帰国の予定はなし。売るのはもったいないよ!一時帰国で時々日本にくるときにエンジンかけとくよ!とは言ってくれましたが、誰もいない車庫で眠り続けるピレンが不憫・・

もう一人は完全にバイクは降りてしまい、専ら四輪派になっているようで、うちにあっても乗らないかな、と言われてしまいました。

もう免許を持っている友達がいません(笑)

同僚にバイク乗りは多いものの、皆立派な愛車を持ってらっしゃる。そこに最近免許を取ったという同僚が現れました。聞けばまだバイクは持っておらず、探し中とのこと。ピレンちゃんの写真を見せたところ、かわいいしかっこいいしぜひ売ってください!と。やったー!嫁ぎ先が決まりました!

譲渡の流れ

ピレンちゃんは400cc(正確には370cc)なので、売る側は「譲渡証明書」と「車検証」「ナンバープレート」を渡します。

あとは同僚が最寄りの陸運局でごにょごにょと名義変更をし、新しいナンバープレートを取り付ければ譲渡完了!

なんですが、実際はそんなにスムーズじゃなかったです。まず、名義変更の際にナンバープレートが変わることに気が付いてなく、ナンバープレートを持って再度陸運局へ行く、という二度手間になってしまいました。

さらに、夏の間放置されたピレンちゃんが拗ねてしまい、エンジンがかからなくなってしまいました。今まで一度もそんなことなかったのに!ロードサービスを呼んでも解決せず、結局いつもお世話になっているディーラーさんまでドナドナされていきました。これが私とピレンちゃんの最後のお別れです。

ディーラーさんで燃料ポンプやらを交換してもらい、ついでに車検もやってもらい、生まれ変わったピレンちゃんが同僚のもとに嫁いでいきました。

バイク保険の解約

嫁いだことを確認したのち、バイク保険を解約しました。最後の最後にロードサービスを使ったので一応お世話になれてよかったです。

チューリッヒのバイク保険はウェブでは解約手続きができず、電話で解約手続きをしなければいけません。

オペレーターの方が自動音声かと見紛うほどでしたが、変な引き留めなどもなく、スムーズに解約できました。まぁ、バイクがないんだからそりゃそうか。

これまでの等級(レベル)を無料で10年間引き継げるらしく、「中断証明書」も依頼しました。10年なら日本でまたバイク乗る可能性もあるよな、と。ちなみに6等級からはじまり、とくに事故とかしていませんが、現在10等級の私。10年以内にリターンライダーになったときには10等級からスタートでき、少し保険料がお得になります。

なお、この「中断証明書」、売却した同僚の住所を書く必要があります。なんでなんだろ・・

中断証明書

長い青春の終わり

無事に嫁いでいってくれたことにはホッとしているのですが、スマホの待ち受けもPCの背景もピレンちゃんです。毎日ピレンちゃんを見ています。寂しいです。先日、元ライダーの友達二人と会ったのですが、ピレンちゃんと一緒に日本国内をあちこち行った話をしていて泣いてしまいました。自分でもびっくりです。

単純にバイクがなくなって寂しいのではなく、一つの青春が終わったような気持ちです。実際、妊娠して母になるのですから本当にいろいろと楽しく遊んだ日々が終わるわけで、ピレンちゃんとの別れが青春との別れと重なり泣けました。もうこんなに自由気ままな旅もできないのか、ほんとに今までありがとう、と。

新しい持ち主の元で元気に走ってくれることを願っています。インスタをやっている人なので時々ピレンちゃんの元気な姿が見れたらいいな。

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