メルチャリ
国立市でテスト運用をしていた、メルチャリ(メルカリのシェアーサイクル)が3か月で撤退しました。
聞くところによると、100台で運用していましたが、行方不明が50台以上とのうわさも・・・
運用の方法は他の運用会社と同じで、携帯アプリでカギのかけ締め、課金はおなじですが、メルチャリの違うところは
乗り捨てOKで、ほかの人がターミナルに戻すとメルカリのポイントが付与されるので、ユーザーが回収する方式です。
当然自転車の行方は、GPSで管理されているのですが、一番の問題はこの自転車がアシスト自転車ではなかったこと
カギにGPS及び通信用のバッテリを搭載していると思いますが、そのバッ テリの充電サイクルが短いため電池切れで追跡不能になったのだと思います。
他のシェアーバイクはアシストのバッテリーと兼用しているため、交換フローも簡単でバッテリー切れの行方不明がないのだと思います。
しかしアシストバイクは本体価格が高価な為、車体価格の原価償却まで含めて利益のでる事業にはどこもなっていません、
利用者からの課金だけでは無理なので、広告などそれ以外の収入と合わせたビジネスモデルで収支計算して帳尻を合わせていますが何処も赤字です。
バス代よりも安く、駐輪代を払うよりも安く利用料金を設定する必要があるので、自転車の性能に関わらず料金が決まってしまいます。
それとほとんどの利用者の用 途が朝と夜の通勤での利用です。
朝は自宅近くのステーションから駅に向かって、夜は駅から自宅に向かって・・・なので台数の偏りをどう解決するのか!
あと、保守の費用が現在の市販自転車を流用している以上多く掛かります。
タイヤの空気充填作業、バッテリー充電作業、パンク修理、ステーションからの移動
ets
最低でも、ノーパンクタイヤで、ステーションに戻すと自動充電できる機能は必須だと思います。
個人的にはこのビジネスモデルは継続して日本中に広がることを期待しています。
放置自転車問題、 安価なだけの粗悪ママチャリ淘汰の為にも。