なぜ看護師を辞めてフットケアサロンを経営し始めたのか?-Part2-
医療の第一線を退こうと決めた私。
当時勤めていた病院は、急性期の病院。要するに、積極的な治療及び救急医療を行う病院でした。
入退院が激しく、日々慌ただしく残業もありました。
担当患者さんが急変すると、そのままある程度落ち着くまで勤務していた時もありました。(急変してる時に、時間なので帰りまーすとは言えません。)
痛みを我慢しながら勤務をしても、ストレスがたまるばかり。
どうしても、自分のことより患者さん、現場を優先してしまう自分の性格。
このままでは、将来、車椅子の生活になるなーと、ふと思ったのです。
それならば、弱々長々と車椅子の生活になるのをできるだけ先送りにできるような生活を考えるべきだと思った私は、急性期を扱う場所ではなく、比較的ゆったりした慢性期の施設に行けば今の自分でも看護師として働けるのではないかと考えたんです。
ちなみに、手術を選ばなかったのは、整形外科の医師に手術の成功率を聞いたところ
「やってみないとわからない!」
と言われたのです。歳が若かったので人工関節への置換術ではなく、他の方法だったということです。
やってみないとわからないような手術に、賭けはできませんでした。
そこで、急性期の病院を辞めて、特別養護老人ホームに勤めることになりました。
この特別養護老人ホームでの出来事が、私がフットケアの道に進むきっかけとなるんです。
ところで、フットケアとの出会いはいつ?と思われますよね。
実は、強い痛みが出る半年前くらいかな?左の股関節が歩くとゴリゴリ音がする様になって、痛いなぁと思った時が増えてきたんです。
その時に、たまたま病院の労働組合の係りをして、その組合の事務員さんに、
私: 足、痛いのよぉー
事務員さん: 騙されたと思ってフットケアしてみたら?気持ちいいよ!
この会話がきっかけだったんです。
騙されたと思って受けたケアが、将来の自分の歩む道のきっかけになるとは!
そして、フットケアのおかげで、最終的には、手術を完全に回避することができたんです。
つづく
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