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片山廣子 作『三本の棗』
育てている花が咲くといつも写真を送ってくれる母。
母は昔から植物が好きで、ベランダで色々と育てています。
わたしも小さい頃からどちらかというと植物は好きだったのですが、大人になるにつれて、より好きになっている気がします。母に似てきたのかな。
祖父母の家は、スーパーに行くにも山を下りないといけない田舎にあります。
自然に溢れた、というか自然しかないので、小さい頃祖父母の家に行くと、弟と家の周りをぐるぐる歩き回る遊びばかりしていました。
自分で育てはしていないものの、思えば植物はいつも身近な存在でした。
その中でも、母が育てている薔薇や紫陽花、小さい頃祖父母の家に沢山咲いていたコスモスや芝桜が、わたしにとって特別感があったり思い出深い植物たちです。
生きていると楽しいことも悲しいことも色々あるけれど、その真ん中にある優しい思い出に、そっと彩りを添えてくれるような。
そんな植物は、あればあるほど幸せだなと思います。
皆さんにとっての棗の木は、いったい何でしょうか。