分析ってどっから手を付ければいいの?
新型コロナの猛威が中々収まらず、不安な日々が続きますね。在宅ワークを有効に活用し、引き続きnoteの更新をできればと思います。
本日のテーマは、マーケティングに欠かせない「分析」です。本notでは、以下の本から抜粋しているので、より深く知りたいなら是非購入を検討ください。
そもそも分析って何?が分からなかった新卒時代
広告会社に新卒で入社した時に配属された部署はマーケティング部門でした。特に、市場調査業務が、1~2年目では多かったです。市場調査するにあたって「調査の概要を考えてみてよ」ということがおおかったのですが「え?何からやればいいの?」とよく困惑しておりました。経験がものをいうこともあるので、先輩方の思考についていくのが必至だった新卒時代でした。
分析をする上での6つのSTEP
ON THE JOBでなんとなく、理解してきたのですが上記本が非常に体系的に整理されていたので、「分析をするにあたってどんなプロセスを経ればよいのか」を中心に説明させてください。具体的な集計方法等は、本日は控え分析のために何を抑えておくのか?本書で紹介されていた6つのSTEPを紹介します。スライド参照ください。(例)会社の営業マンにスマホを提供する場合、どれにするのか?で紹介していきます。
そもそもの問題領域は、「会社貸与のスマホをどれにするか?」です。その上で、スマホを貸与する上で評価項目を考えます。以下のスライドでは、「機能の充足」「経済性」「作業効率」「安全性」としています。経済性にのみ目が行きがちですが、セキュリティを考える上では「安全性」も大きな基準と言えます。その上で、詳細な要因をブレイクダウンしていくという流れです。
月額料金・修理補償費などは、イニシャルコストというように括ることができるのでできるものはグルーピングしていきます。以下のスライドをご確認ください。
グルーピングした上で、要因同士の関係性を今一度推測していきます。その上で、分析の流れを説明できるようにしておきます。
ここでやっと、分析のストーリー=調査の概要が出来上がります。データの見せ方等も重要だと思いますが「分析をするにあたって」を整理できると鋭い解決案も提示できるはずです。
仮説思考の大切さ
本書でも述べられていますが、データを集めたいという「データアプローチ」ではプロジェクトは中々進みません。いかに、上記のようなストーリーを構築できるかという「仮説アプローチ」が重要なのです。
新卒時代、先輩マーケターに言われ、いまだに大切にしていることがあります。私が、もっとデータ分析に強くなりたいから「もっと、もっとデータに触れたいです」と言ったら、「分析力がすごい人はいるけど、仮説がないとある時から成長が止まるんだよね。だから、仮説を何より大切にしていきなさい」と言われ、当初はしっくりこなかったのですが今となっては染みる言葉となっています。
本日のnoteは、以上となります。引き続きよろしくお願い申し上げます。