ヤングライオンズの企画を考えました

 皆さん、いつも読んでくださりありがとうございます。本日もnoteで情報を共有できればと思います。本日のTopicはヤングライオンズです。フォローしてくださっている方には、広告代理店の方も多いので馴染みある人も多いのではないでしょうか。

ヤングライオンズって何?

 ヤングライオンズを軽~く説明させていただきます。ヤングライオンズは、「PR業界広告業界の若手のPRコンペです。何らかの社会問題に関して、議論を起こし、態度、行動の変容を促すPRキャンペーンを考えること」です。期間は、お題が出されてから1週間程度です。過去のお題は、人権・環境問題等多岐にわたります。SDGs(持続可能な開発目標)が国連で設定され、各国のリーダーがその目標の実現に向け日々アクションをしています。SDGsの観点に基づき、毎年お題が出されます。

今年のお題は女性の役員比率の向上

 実際のオリエンシートは、ヤングライオンズのHPからダウンロードできるので気になる方は以下URLから確認してみてください。

https://www.canneslionsjapan.com/youngcompetition/brief

 女性の社会進出はSDGsでも掲げられている重要なテーマでありそれを実現させるためのアイディアを求められたが今回です。女性の社会進出の為にも、役員の比率を具体的にどう高めていくのか。2人1組になって必死に考え抜いた1週間でした。具体的に、私たちが考えた企画をこれからご紹介していこうと思います。

ジェンダーの問題は根深すぎる

 話しても、話しても正直答えにたどり着けなかったです。その為、企画の幼稚さは残るので少々多めに見てくれると助かります。

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 まず課題ですが、日本はジェンダーへの取り組みですが世界と比べると非常に遅れており、さらには問題自体が問題として認識されていないのが現状です。例えば、日本のTVやコミックでも献身的な女性が描かれていたり、極端に女性管理職の比率が低かったり。その背景には、何があるのかチームで徹底して議論を重ねました。

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 議論に議論を重ねた結果、子供からの教育環境や歴史が根本の問題なのではないか?とたどり着きました。「ヒーローは常に強く、男性」「男性は外、女性は中」「女の子なんだから、うるさくしちゃだめだよ」そんな積み重ねが、ステレオタイプな像を創出してしまったんだと思います。

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 「女性は、可愛く、美しく、しなやかに」が標準化されてしまっているのです。共通して言えること「女性は相手を脅かしてはいけない」そんなインサイトが私たちの中にあるのではないでしょうか。故に、ビジネスの世界での権利の象徴ともいえる管理職比率も低いのでしょう。

教育環境と歴史を変える必要があるのではないか

 ここから私たちの具体的なアイディアになるのですが、古来から女性のあるべき姿を語り続けてきた「昔話」を今の時代にアレンジすれば、「女性は相手を脅かしていけない」という思いも払しょくできるのではないかと考えました。時代が変われば、役割が変化していくはずですから。

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 昔話を現代版にアレンジするということは、具体的にどのようなことなのかを述べていければと思います。例えば、桃太郎は、「主人公が男の子ですが、女性に変更になったり」等を考えてます。主人公が男性であったり、強さの象徴が男性という固定概念を今一度問いただせるのではないでしょうか。

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 現代版にアレンジされた本は、クライアントでもあるUN Womenから出版され、ツイッターなどで告知していきます。

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 コンテンツのインパクトと国際女性の日という女性の権利に対して世間が注目しているタイミングでTV等で取り上げられ露出されることを狙います。TV等から、生み出される盛り上がりからCxOに対してのリーチも狙えるはずです。「自分の会社は、ステレオタイプだな。。もう一度考えなおさないと」と思ってもらうのが、ゴールです。

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 最後、今までの簡単なまとめをお話しさせていただければと思います。アイディアは、「日本昔話を現代版にアレンジすること」です。アイディアの意図としては、そもそも教育環境と歴史を見直す必要があるという点です。具体的なアイディアは、桃太郎の主人公が女の子になったりする等々。詳細は、もっともっと詰めていきたかったというのが本音です。。

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カンヌの提出を終えて

 ジェンダーの問題等は、皆が知っているはずなのに「深刻に考えていない」のが現状です。なので、自分事化させることが企画では重要だと思います。最終的に、CxOの認識を変えるという意味ではまだまだ甘いな~とは思っています。物語の納得性の深堀りもそうですが。次回の企画提出のタイミングでは細かい点を詰めていきたいです。まだまだ道のりは遠そう。

 この根深い問題に対して、他のチームがどのように企画を考え、アプローチしたのか是非、知りたいなとは思います。優勝者の企画を見れるの期待してます。

 長々と書いてしましましたが、本日のnoteは以上となります。引き続き、note見ていただければ幸いです。よろしくお願いします。

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