「TBS 坂上&指原のつぶれない店」から学ぶ業務スーパーの戦略
はじめに
皆さん、いつもnoteを読んでくださりありがとうございます。TBSで展開されている「坂上&指原のつぶれない店」はご存知でしょうか。結構、マーケティングのヒントが隠されているので是非ご覧ください。今回のnoteでは、「業務スーパー」が番組で取り上げられていたので、ちょっとだけ紹介させてください。
一部分のみの紹介となり、情報が網羅的でないかもしれないですが、ご共有できればと思います。私も、業務スーパーは大学時代、大変お世話になりました。最近は、近くに業務スーパーがないので立ち寄ることも、減ってしまいました。
業務スーパーの強み
業務スーパーは、「超大量なのに、ナゼか超激安」と言われており、客が殺到しているようです。確かに、「大容量の割りに、非常に安い」という印象が高いですね。節約のパートナーとも言えます。
激安の割りに、好調を維持しているようです。スーパーマーケット自体が、苦しいと言われている中での好調の維持は非常にすごいですね。
業務スーパーの戦略
価格を抑えながらも、客数を伸ばしている業務スーパーの戦略を4つほどご共有できればと思います。
まず、①つ目ですが、競合店の前に出店をする。業務スーパーはオリジナル商品が多い為、競合店での買い物終わりでも「立ち寄り」を促したいというのが狙いなようです。お客様をスイッチさせるというよりは、買い足し需要を刈り取っているように私は思いました。
また、②つ目としては、冷食のラインナップの拡大です。競合店と比較すると、約2倍の数(おそらく、カテゴリ??)を展開しているようです。生ものであれば、ロスがどうしても出てしまいますが冷食であれば、そのロスも低減させることが可能となります。生ものは、「手前のお店(業務スーパーの競合店)」「冷食のいつも買っているあの商品は、業務スーパーで」と生活者に買い分けさせたいのでしょう。①では、競合と書かせていただきましたが、実はお互いのお店で、客を補完し合っているという認識の方が正しいような気はしております。
③つ目としては、棚自体への仕掛けです。基本の棚の奥行きは35cmらしいのですが、業務スーパーでは75cmとなっているようです(数値間違っていたら、すみません)。これによって、棚が倉庫を兼ねることになりわざわざ倉庫から商品を補充する手間が減ることにもつながるのです。結果、人件費を抑えることにもつながります。
また、最後の④つ目は品数を絞り、商品を仕入れるということ。様々なものを仕入れるのではなく、ブランドを絞り仕入れることしているようです。通常、10,000カテゴリのところ2,400カテゴリ程度と絞った仕入れをしているようです。様々なところから、少しづづ仕入れるよりは数か所から多くのものを仕入れることでディスカントが可能という戦略です。
①競合店の前に出店して、ついで買いをさせる
②冷食のラインナップを拡大、食品ロスを減らす
③棚の奥行きを拡張し、倉庫の役割も兼ねる。結果人件費を抑える
④数か所から、大量に仕入れることで原価を抑える
以上がまとめです。
さいごに
流通系の方は、この戦略を自社風にアレンジを加えマーケティングを強化していけるのではないでしょうか。本日のnoteは、これにて以上となります。継続的な情報発信できるよう精進していければと思いますので、引き続きよろしくお願いします。
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