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台灣へ行きたい

3月中旬に日本へ帰った時点では、一ヶ月くらいすれば世界は落ち着くだろう、そうしたら習い事などが一時休止になり時間が出来た母とブリスベンへ一緒に戻り、自宅で二人で二週間隔離生活を送り、その後GCでアートメイクを受けて二回目施術とダウンタイムが終われば、二人でシンガポールへ行き一週間ほど過ごしたら、母は日本へ帰り、私はブリスベンへ戻ろう、と計画していました。

しかし、オーストラリアは3月末から自宅での隔離不可、政府指定のホテルで14日間隔離となりました。シンガポール入国も絶望的になりました。オーストラリアのホテル隔離政策が解除されるまでは日本滞在だなと考え直し、母とのブリスベン&シンガポール行きは消滅し、毎日毎日実家でお茶を飲み、諸々のことをしながらテレビを見て、一日が終わっていく日々でした。

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そうこうしているうちに、実家のあるエリアでは緊急事態宣言が解除され、ある程度出歩いたり外食したりしても良い雰囲気になっていました。田舎なのにソーシャルディスタンスという単語が溢れ、家族で食事に行っても斜め向かいに座らされたり、隣のテーブルとの間にスクリーンが付けられていたり、店員さんはマスクにフェイスシールドをしていたり、新しい生活様式というものが始まっていることを実感しました。

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一方オーストラリアでは、QLD州のロックダウンは緩和されたとはいえ、海外からの帰国者のホテル隔離政策が緩和される兆しがないように思えました。2020年11月現在も政府指定のホテル隔離は続いています(例外:ニュージーランドから一部の州への入国だけは、先月から隔離不要となりました)。

私は台北経由でブリスベンへ戻るフライトを持っていたのですが、5月中旬になっても台灣はビザ免除入国を停止したまま、経由も禁止したままで、居留証など持っていない私はビザを取らない限りそのチケットで飛ぶことが出来ない状態でした。チャイナエアラインからは度々連絡をいただき、4月半ば以降は関空-台北が全て欠航だと知らされていました。

そんな頃、NHKの土曜ドラマ『路』を見たのです。台灣へは何度も行きましたが、台灣高鐵(新幹線)に乗ったことがありませんでした。台灣へ行きたいと思うと同時に、夫と離れて二ヶ月以上が過ぎたことにも気づきました。

私にビザが下りるとは思っていなかったのですが、週が明けてからダメ元で大阪の弁事処に電話し、この二ヶ月の間 経由も入国も出来ない旨を話すと「台灣人の配偶者が居るなら、あなたにビザが出ますよ」と仰るではないですか😳 しかも、健康診断や無犯罪証明も要らないと。あれ❓私、台灣へ行けるんだ❓となり、早速夫に連絡し、ビザ申請に必要な夫のパスポートコピーと台灣戸籍原本を郵送してもらいました。

余談ですが、5月中旬に日本からオーストラリアへ戻るには、羽田からシドニーへの直行便がありました。しかし、シドニーがあるNSW州とブリスベンがあるQLD州の州境が閉まっていた為、入国後まずシドニーで二週間隔離になりブリスベンへ飛んだ後も二週間隔離となる可能性があると聞き、それならばブリスベンから入国したいと思いました。現在はシンガポール航空など選択肢が増えましたが、5月時点で考えられたブリスベンINは成田からドーハ経由のカタール航空、ドバイ経由のエミレーツ、台北経由のチャイナエアライン、ヌメア経由のエアカランでした。