【ぶっちゃけ】大手→スタートアップで働くって実際どう?
こんにちは!電話自動応答サービスIVRyの高柳です。
普段はプロダクトマネージャーとして新プロダクト開発からカスタマーサクセス・CRMまで幅広くやっております。
このnoteは
昨今スタートアップ企業はNETFLIX「スタートアップ」や「ユニコーンに乗って」の影響もあり、
スタートアップってやたらウェイしてるんじゃない?
仕事もなんかキラキラしたものばっかなんじゃない?
というイメージを持っている方も多いんじゃないでしょうか。
ただそんなイメージ先行で転職してしまったために失敗してしまったというエピソードも枚挙にいとまがありません。
そこで、ちょうどスタートアップ企業へ転職キメたての筆者の目線から「ぶっちゃけどう?」「キラキラしてる?」を実情交えてお伝えできればと思います。
ちなみに僕にとってのスタートアップは完全に「リッチマンプアウーマン」です。また再放送やってほしい。日向より朝比奈恒介派です。
こんな人はぜひ読んで
ドリポニのキラキラ具合に羨ましさとそこはかとない不安を感じている
リッチマンプアウーマンは朝比奈恒介(ARATA)派
(特にビジネス系職種で)スタートアップ転職に興味がある
自己紹介
2017年新卒入社の社会人6年目です。
1社目:株式会社リクルート
初期配属はリクルートコミュニケーションズという社内向けマーケティング支援会社からスタート。強固な顧客基盤を持っているリクルートならではのCRM施策推進からスタートし、最初はメルマガ制作とかしていました。
そこからMA(マーケティングオートメーション)の導入支援や、サイト構築運営・SEOといったマーケ、最後1年半くらい新規事業領域でプロダクト開発をやっていました。
当時を振り返っても多分にいろんなことをやらせてもらいましたし、組織も自分にとってすごくフィットしていたいい会社だったなと思っています。
転職した会社について
今は株式会社IVRyという緑のロゴの会社にいます。
月3,000円から最短5分で始められる電話自動応答(IVR)サービスを提供しており、昨年12月にシリーズAで3億円の調達を実施しました。
また、IVRyは先日スタートアップの登竜門であるIVS LAUNCHPADの本戦に出場させていただきました。残念ながら入賞は逃しましたが会社としての成長を実感する瞬間でした。
社長の奥西が参加して感じたことを書いているのでぜひご覧ください。
会社規模は50名くらい、ようやく正社員が15名程度になってきた段階です。
特徴の一つとして副業で関わる人が多いのですが、僕も業務委託からスタートした上で正社員になりました。
世の中のイメージとのギャップってどう?
では本題へ移りたいと思います。
やたらウェイしてるんじゃないの?
見方によってはそうかもしれないですね笑
先日IVRyはオフィス移転を行ったのですが、新しいオフィスにはボルダリングの壁(ガチなやつ)とめっちゃいいスピーカーが設置されました。
仕事の合間にボルダリングの壁に登り、仕事終わりは最高のスピーカーで音楽を楽しむ様はある意味ウェイかもしれません。
一方ボルダリングの壁はノリで作ったわけではなく、裏側では今後のIVRyのあり方を考えた上で設置しており戦略的にPRも実施していたりします。
仕事もなんかキラキラしたものばっかなんじゃないの?
これも見方によってはそうかもしれません。
IVS LAUNCHPADの際には社員総出で応援したり、IVRyの導入先へみんなで食べに行ったりと、わいわいしているシーンは多いかもしれません。
ですがそれ以上に地味な、地道な作業の方が多いです。
地道に広告の露出面を増やしクリエイティブを1つずつ検証する
獲得したリードに対して1件1件アポイントを取りまくる
粘り強くお客様に伴走して利用していってもらう
自分たちの持てるつながりを100%駆使しながらひたすら知り合いに声をかけて人材を確保していく
顧客の声を聞きながらプロダクトを死ぬ気で進化させ続ける
実態でいくとそんなことをひたすら繰り返しています。
じゃあ、スタートアップって実際どんなところなの?
スタートアップへの転職は増えてきていますが、割合は全体の21%と世の中的にはまだまだメジャーな選択肢ではありません。
そのため外に出てくる情報量も多くないため、結果的に「資金調達しました!」「ピッチコンテンスト優勝しました!」といったキラキラした部分がフォーカスされがちです。
実態では新しい価値を世の中に届けるためにあらゆることをやらねばならぬ、まさにカオスのような状態がスタートアップなんだと思います。
スタートアップの良さ
IVRyを例として挙げると、以下はスタートアップの持つ良さかなと感じています。
全員が顧客と向き合いやすい
セールス、開発、バックオフィス問わずお客様の声を近い位置で受け取ることができるため、全員が顧客視点を持って物事に取り組みやすい土壌があると思います。
常に新しい課題にチャレンジしていける
1日ごとに事業成長のための新たな課題が生まれていくため、自分のやることの幅・深さをどんどんアップデートしていきやすいです。
1人1人がプロフェッショナル
自分の取り組みが事業成長に直結するため、各々が自分の持ち場で(時には持ち場を染み出しながら)ちゃんと結果を出していく姿勢があると思います。
スタートアップのデメリット
逆にスタートアップは以下のような側面もあります。
とにかく地道な行動量の積み上げが必要
何か特別なことをしているわけではなく、基本的にやっていることは他の会社と同様に仮説検証の繰り返しです。とにかく地道に行動し「こっちの方がいいんじゃないか」を積み重ねていっています。
受け身な学びは得られづらい
規模感の大きい会社と異なりナレッジや教育システムが最初から体系立ってまとまっているわけではないため、勝手に学べるという環境ではないと思います。自分でテーマ設定をして改善していくことが求められます。
アンラーニング(学び直し)が必須
事業を成長させるという意味では一貫していても、個々のアクションにおいてこれまでのやり方と異なる方法をとらないといけないシーンも出てきます。いかに自分をアンラーニングしていけるかが問われてきます。
社会的信用はめっちゃ低い
大企業の肩書はすごいので大抵の人が話を聞いてくれますが、スタートアップだとなかなかアポイント取れなかったり、大企業と比べて住宅ローンの借りれる条件が非常に厳しかったりします・・・。
福利厚生は(大企業と比べて)少ない
大企業の福利厚生は神です。シェアオフィス利用や持株会、住宅補助などはやはりスタートアップでは太刀打ちできない部分です。
※スタートアップというクソデカ主語にしてしまいましたが、あくまでもIVRyの事例なので違うケースもあるかもです。
まとめ
キラキラな部分もあるけどスタートアップはめっちゃ泥臭いしカオス
大企業と変わらずに泥臭い行動の積み重ねと自分自身のアンラーニングが求められる場所である
しかし全員がプロフェッショナルとして顧客と向き合って最速で新しい価値を生み出そうとしている場所でもある
転職というところに話を戻すと、本質的には「自分に一番フィットするかどうか」なだけで大企業が合う人もいればスタートアップが合う人もいるということかなと思います。
どんなところで働くべきかで一番大事なのは個人の想いだと思っており、その会社が自分の信条にフィットしているか、変に背伸びしたりいいカッコしてないかを考え抜いてもらうことが一番大事なんじゃないかなと思います。
僕自身も前職の組織環境は自分にフィットしていると感じつつも、この先自分がどうありたいかを考え抜いた末にIVRyへの入社を決めました。
その間、相当いろんな人と話し何度も悩んだ上で意思決定しました。
なんとなくのキラキラ感で選ぼうとしている場合、それが本当にご自身の想いにマッチしているかはぜひ考えてみてほしいなと思います。
考え抜いた上での決断であればそれがサムサンテックであろうとドリポニであろうとあなたの今の会社であろうと最善の居場所になると思います!
ちなみに書ききれなかったIVRyのカルチャーはこんな感じです。
最後に
転職や自分の信条について1人で考えるのも悶々としてしまうと思うので僕でよければ壁打ちに使ってください。
そして考え抜いた結果もしIVRyを選んでくれるのであればなによりです笑!!!
お読みいただきありがとうございましたー!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?