見出し画像

「どこが面白くてどこが面白くないか、自分の感じたままを大切に。」

『アイ・アム・レジェンド』(2007)


☆監督

フランシス・ローレンス


☆出演
ウィル・スミス
アリシー・ブラガ
チャーリー・ターハン
サリー・リチャードソン


☆STORY

2012年。人類が死滅してしまった地球でたった1人、有能な科学者のロバート・ネビル(ウィル・スミス)だけが生き残る。

彼は究極の孤独と闘いながら愛犬サムとともに3年間もの間、ほかの生存者の存在を信じて無線で交信を続け、人類再生の道を探ってきたが、彼に謎の敵が迫っていた。


☆感想
本作はエンディングが2つあるうちの今回は元々のエンディングの作品を。

もう一つの方は『アイ・アム・レジェンド 別エンディング』で調べると観れるので是非そちらも。


僕個人としては別エンディングの方が好きです。


そのワケは後ほどお話します。


エンディングの違いについてまず話すと、少々ネタバレになるかもしれないけど、エンディングの話なのでご了承下さい。

元々のエンディングではどうしても疑問に思う点が大きく分けて2つある。


それは、

なぜ3年間という時間がありながら、今になって主人公が追い込まれているのか。

と、

主人公の罠を応用するほどの知能がダークシーカーにあったのか。


という部分。

別エンディングを観ればわかる!と言えばそれでしまいなのですが…。

伏線の回収が面白いと思う事や伏線が回収されないから面白くないと思う事って個人的に完全に商業映画に毒されてるなと思っていて、伏線は回収されるものと刷り込ませれば、伏線が回収されてないって事は続編があるんじゃ。と大体のシリーズものはそう。

ワイスピやアベンジャーズ系とか特に。


伏線って一種の洗脳だと思っていて

要するに思考停止、依存を促すテクニックなんじゃないかと。


漫画からのアニメ映画とか特に
登場人物の美学とか哲学ってセリフで伝えるものではなくて


なんでその行動、発言をしたのかの理由や意味じゃなく、その人のもつ哲学や美学を能動的に読み取るから自分の学びとして身になると思うし、行動や発言の意図や背景を1から10まで説明されると、僕自身の面白いと思う部分が削がれた気がするんです。

これはあくまで僕の"面白い"と感じる要素の話で、映画自体の良し悪しを言ってるわけでない。


その映画の時代背景などの前提知識や、その場のTPOや空気感、温度感を察し、文脈や関係性などから、発言の意図や背景を読み取る事が、実際対面でコミュニケーション取る上で重要かと。

ここから本題に入るのですが

ここから先は

627字
この記事のみ ¥ 100

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?