高次脳機能障害の相談に行くと「色んなところに繋がって。」と言われるけれど、例えば医療、高次脳機能センター、役所などに繋がったとして、社会的行動障害の酷い人はどうしようもありませんでした。 本人と家族と関わるのは、支援していくのは難しいと感じられていても、正直に「社会的行動障害の酷い人は数値で表すこともできないので、関わるのも支援するのも難しいのです。」とはっきりと告げられることはありません。傾聴し、ケア会議も望めば開いてはもらえる。けれど、答えのある会議にはならなかったり、
note書こうと思った理由 ちゃんとした自己紹介も書けていないままですが、今日は私がnoteを書こうと思った理由を書いてみたいと思います。 夫が事故で高次脳機能障害になってから、今までに沢山の方々に関わっていただいています。夫と私のことを書くということは、その関わってくださった支援機関、病院、医師、支援職の方々、役所の方々、その他関わってくださった方たちも登場するということになるのですが(もちろん、夫も登場しますが・・・)その方達が何もしてくださらなかったとか、その方達に
初めまして 11年前に夫が交通事故により高次脳機能障害になりました。文章を書くのは苦手で文才もありませんが、心の中の気持ちや日々の出来事を書いてみようかなと思います。私の書いた文章で高次脳機能障害の理解が少しでも深まってくれたいいなぁという淡い期待をこめて・・・みなさんどうぞよろしくお願いいたします。 高次脳機能障害は損傷した部位により症状が全く違うと皆さん言われます。「10人いたら10人みんな違います。」と参加した講演会でも家族の会でもそう仰います。だから、書いている
ある冬の朝 夫を見送ってすぐに、救急車、消防車、警察のサイレンの音が鳴り響きました。まさか!と思っていたら、その直後に家の電話が鳴りました。「ご主人さんが交通事故に遭われました。今から〇〇病院の救命救急センターに搬送します。電話番号を聞き出せた後に意識無くなれました。後ほど来てください。」と救急隊員の方から電話が入りました。しばらく震えて動けませんでした。 しっかりしなきゃと何とか車を運転して運ばれた病院に向かいました。到着するや否や「この書類にサインしてくださ