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くちびると街が潤う冬の到来?
リップクリーム。
寒く乾燥した季節になると、手放せない人も多いだろう。
私には子供の頃から愛用してるリップクリームがある。
しかし、これらに違いがあることを最近知った。
『メンターム』と『メンソレータム』。
ネーミングしかりデザインも似ているため、我が家にはどちらもある。
この2つの一番の違いは、販売元とロゴだろう。
『メンターム』は近江兄弟社で、ロゴは頭に羽を付けた男の子。
『メンソレータム』はロート製薬で、ロゴはナース姿の女の子。
酷似した2つが生まれた経緯を、時系列に述べてみると以下になる。
1930年、アメリカの『メンソレータム社』が作ったメンソレータムの製造・販売権を近江兄弟社が獲得。
1974年、近江兄弟社の倒産により、製造・販売を含む全ての権利がロート製薬に移行。
1975年、近江兄弟社は再起をかけて、既存の製造設備をつかい、成分を少しかえて、商品名を『メンターム』として販売。
今にいたる。
成分や効能に大差はないようで、デザインが酷似しているのは、同じデザイナーのためだ。
どちらを使うにせよ、乾燥した唇に潤いを与えてくれることに変わりはない。
マスク姿で過ごした昨冬は、リップクリームを塗る機会が少なかった。
目下、コロナの新規感染者数は劇的に減り下火状態。
唇だけでなく街も潤う冬が、もうそこまで来ている。