れいらいな

彦江スタジオ! 今年の夏はスーパーカップをたくさん食べた。

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マリースメックワンマンライブ『全部、好き勝手』レポート

2022年9月22日、埼玉北浦和発スリーピースバンド・マリースメック(Vo/Gt. 矢﨑史也、Ba. クワエコウスケ、Dr. オオエヒデアキ)が自身初のワンマンライブを開催した。場所は、2021年初めて自主企画を打ったライブハウス「SHIBUYA CLUB CRAWL」。思い入れのあるこのライブハウスで彼らは1年越しに再び自主企画を打った。このワンマンライブは1stアルバム『TADE』のレコ発として開催される。フロアは今回も観客でぎゅうぎゅうだ。 タイトルにある通り、観客は自

    • ツタロックでマリースメックを目撃した

      鮮烈なステージだった。演奏はたった3曲、15分だったのに、穏やかさと激しさ、幻想と現実の両極端な表現が入り混じった圧巻のパフォーマンスを見た。 2022年8月3日。「ツタロックdigライブ」会場にはメインの大きなステージと脇にそのわずか5分の1くらいの小さなステージが設けられていた。 彼らはその小さなステージに颯爽と現れた。 「いつも通りやる」と彼らは言った。 しかし、何かが違う。 到底スリーピースとは思えない音の分厚さ。ベースとギターから溢れ出す多彩な音色。それを支え

      • くじらの骨をみつけて

         打ち寄せては引き返す。風が強く吹いて波の勢いを強くする。大きめのtシャツがなびいて、体の前面に張り付いた。砂浜のはしに建てられた堤防の上から見えるものは、砂浜と海、そして空だけである。夕方の海は、黄金の太陽から流れ出るオレンジ色に染まり、その輝きを淡い紫色の空と灰色の砂浜が挟んだ。  どうせなら全て輝かせてくれよ、とそれを見ていたカヤは呟いた。錆びた歯車のような心だった。ギシギシと雑音がして生きるのに不便だと思っていた。黄金に輝く太陽の油を浴びたくて、倒れるようにして堤防

        • マリースメック レコ発「全部、空想」オフィシャルライブレポート

           マリースメックは2021年4月活動開始、埼玉北浦和発のスリーピースバンドである。メンバーは矢﨑史也(Gt/Vo)、クワエコウスケ(Ba)、オオエヒデアキ(Dr)。  2021年10月16日にリリースされた2nd EP『Imaginary vision』のレコ発として、2021年10月25日、初の自主企画「全部、空想」が渋谷CLUB CRAWLにて行われた。EP収録順に曲を演奏し、EP名が示す通りの幻想的な世界へと観客を誘った。初めての物販(2nd EP『Imaginary