いつかあなたに出会う未来
彼は楽しそうだった。
ステージの上でギターを弾きながら歌い、踊る。
本番中ふと思いつきムーンウォークをする。
終始ニコニコしながらパフォーマンスし、最後は「ありがとう!」で締める。
そしてキラキラしたステージを去っていった。
一方その頃、普通の一軒家。
テレビにはミュージックステーションが流れ、テレビの前でノリノリになっている少年がいた
当時小学六年生の僕である。
この当時音楽なんて流行モノの曲と親の車の中で流れていた曲しか知らなかった僕だが、そのパフォーマンスを見た途端