今日もまた、あなたのことが好きになりました
結婚にはかなり憧れがある。
好きな人と、好きなように、ずっと一緒に居られるのだ。
それ以上の幸せはないと思う。
結婚して時間が経つと、好きじゃなくなったり、好きと思って結婚したはずが嫌いになったり、違う人を好きになったり、離婚をしたり、、、
そんなストーリーの映画やドラマ、漫画、そんな人のツイッターでのつぶやきは年中見たくなくても目に止まるぐらい存在して、多くの人が共感している。需要がある。
何故なのか。
それらは、長く一緒にいると「マンネリ」や「魅力の減少」「コミュニケーション不足」が共通点となっていることが多い。
付き合いたてのカップルの時は互いに、
いかに好かれるために、嫌われないために、可愛く・かっこよく見られるために、努力している。
長く一緒にいると、慣れてしまうのか、結婚して満足してしまうのか、
その努力を忘れてしまう。
親の前でだらしない格好でいられるのと一緒になってしまうのだ。
さらにそこに日々の不満があったら、爆発して嫌いになるのかもしれない。
今私は、「マーベラス・ミセス・メイゼル」というアマゾンプライム限定のドラマを見ている。
魅力的な女性が結婚・旦那の不倫・離婚・新しい恋を経験しながら芸人になる話だ。
今はシーズン3に入ったところだ。
主人公の女性は回を重ねるごとに、どんどん魅力的に見えてくる。
回を増すにつれて歳をとってきて、見慣れてくるはずなのに、どんどん引き込まれている。素敵だ。
そんな風に結婚して魅力が増していけば問題は生まれない。
でも魅力を増すこと、保つことはかなりの努力を必要とする。容易ではない。
シーズンが続くドラマも映画も、長く続くテレビ番組も、やればやるほど面白くしようとたくさんの人が動き、たくさんの時間とお金をかけているであろう。
ちびまるこちゃんやサザエさんをみなくなる人はいるかもしれないが、飽きた、と言ってる人はなかなか居ない。
だから一生一緒に居たいか、好きでいるか、よりも
一生この人の前で魅力的で居られる努力ができるのか、の方が難しい問題なのかもしれない。
好きで一緒にいることが幸せで、どんなに月日が経っても
「今日もまたあなたのことが好きになりました」
とお互いに言い続けられる人と結婚したい。