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My favorite100 #14 仮面ライダーW

こんにちは、はじめまして。なぁこと申します。
2021年は「継続していく」ことを目標に掲げ、毎週ただただすきなものを100になるまで紹介していくという連載を年始からはじめました。ランキングではなく、リストから気分でピックアップしてテーマを決めております。
このnoteを偶然見つけ、読んでくださった方のなかに、おなじものがすき!って方がいたらうれしいな〜!という気持ちで更新中です。

#14 仮面ライダーW

今回は鮮度抜群な「好き」をとりあげてみたい。
令和にWの沼にいるなんてわたし、聞いてない!
いや、来年『風都探偵』がアニメになるから、先取りしているとも言えるね?(言えない)
だけどもうこれは人生においての好きなものに絶対に名を連ねることになるな、と観ている最中から思っていた。

そもそものはじまりは、ビルドの万丈龍我役である赤楚(敬称略)の女に『仮面ライダー平成ジェネレーションズforever』という映画を見せられたことだった。特撮に関しては、子供のころ戦隊シリーズは通ったことがある。仮面ライダーは大人になってから名前や大雑把な設定など知識として知っていることはあっても、作品そのものにはほぼ触れたことがなかった。
それなのにいきなり平成の集大成、マスターピース的作品を観るのはどうかと思うのですが、細かい設定を知らないせいでつかみきれないところやわけがわからないところはあったにせよ、まず作品として楽しめたこと、そして歴代ライダーたちがめちゃくちゃかっこいい~~~~と秒で惹かれてしまうとか、「エモさ」レーダー反応(わりとオタクあるあるな気がするけれど、ある場面やセリフなどの一部分からエモみ成分を濃縮抽出してしまうこと。結果的に本拠地に行って沼る)とか、そういったもともと持ち合わせているオタ気質が、わたしをそのまま平成仮面ライダーシリーズ視聴へと誘っていった。ちなみに平ジェネは3回くらい観てしまいました。

さあ、お前の好きを数えろ!~Wの好きポイント3選~

1. 探偵ものをベースとした物語の面白みに加え、コメディ、シリアスのバランスがよく、各話の結末は単純な『めでたしめでたし』だけでない、ビターテイストなものもあり、ふつうのドラマを観ているような感覚で大人も楽しめる要素が多々あるのが大きかった。物語の底には、フィリップの秘密や彼の家族である園咲家のこと、ミュージアムが目論む『ガイアインパクト』などの大きな流れがありつつ、基本は2話完結というのもテンポがよく、続けて視聴しやすいので49話があっという間でした。あまりに入り込みすぎて、40話すぎて残り少なくなってきたあたりから、翔太郎・フィリップと別れるのが辛すぎて「残り9話…それが絶望までのお前のタイムだ…」ってなってた。
映画『運命のガイアメモリ』もいい作品でした。

2.『サイクロンジョーカー』がスタイリッシュですごくすき。
書店で働き始めてだいぶ経ちますが、おそらく職業柄、仮面ライダーとまったく接触のない人生を送っている方と比べると、日々現行ライダーが毎年登場するのを目にする機会はあります。「てれびくん」など雑誌の表紙、関連本の発売など。ただ、「Are you 仮面ライダー…?」となってしまうようなビジュアルが続いている印象で、「今のライダーってこんなふうなんだ…」と驚きをもって眺めていたわけですが、Wはわたしが持っている仮面ライダーのイメージに近い!半々のカラーリングは斬新だけど緑だし、シンプルでシュっとしていてかっこいい。風にたなびく首のストールがとてもいい。今いろいろな平成仮面ライダーを観ていても、やっぱりWの変身姿がいちばん好きだな!

桐山漣asハーフボイルドこと左翔太郎が、優しく、ちょっと不憫で、かっこつけてんのにキメきれなくてかわいく、大人なところもガキっぽいところも持ち合わせ、でもここぞというときに強くもあり、ここで…というところで弱くもあって、個性的で魅力的な人物ばかりの作中においても、群を抜いて最高に愛しいキャラクターでした。すき…
また、物語上では「家族」への言及は照井竜やフィリップのイメージが強いですが、観終わってみると、実は翔太郎にとっても家族(かそれに類する存在)を得る物語でもあったのかなという気がしているので、最後フィリップくん戻ってきてよかったねえって泣きながらニコニコしちゃう。左翔太郎は無理だの終わっただの言われたり、残されたあと一回の変身でジョーカーメモリどうしても押せなかったり変身解除ためらうのだったり、見てるの辛くて心臓バグりそうだったことが何度もあったからさあ…もう彼には誰も失ってほしくない。
ふたりでダブルであることが一番なのは前提としても、オールブラックの『仮面ライダージョーカー』もかっこよすぎ。ジョーカーのときのクールな「ライダーキック」「ライダーパンチ」しびれる。桐山くん声もいいよね。

と、好きポイントを3つに厳選してみましたが、風都探偵があるにしても、実写本編自体はとっくに最終回を迎えて終わってしまっている作品というのが、なんだろうなあ…この、これまでたくさんのドラマなりマンガなりアニメなりの最終回を受け止めてきたけれど、それらとはまったく違う感覚のさみしさ。もう解散してしまったバンドをあとからすきになったときみたいだ。
だけど、今も彼らが風都という街の鳴海探偵事務所にいて事件を解決しているんだろうと錯覚さえ覚えるような瞬間もある。てかそうであってくれ……
演じた桐山くんも菅田くんも他の役たくさんやってるのを見かけるというのに、それはそれってかんじで、なんだかずっと不思議で独特な感覚にとらわれている。
無理だろうけど、もしも風都探偵の声優が本人たちだったら、わたしが自宅で狂喜して暴れまわるドーパントになるのは想像に難くない。

とりあえず、緑色の100円ライター使うときに脳内で立木さんが「サイクロン」って言い出すので「ジョーカー」って乗って遊んでくれる人いないかなあ(笑)


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