r_music
音楽に関するコラムをまとめています。 軽いものから専門的なものまで、幅広く!
大学で纏めたレポートを再編集した、西洋美術史の通史を掲載しました。 宗教画等に重きを置いて説明しているため、若干の情報の偏りがございます。 興味がある方の入門編!のような形で楽しんでいただければ幸いです♪
どういう感じで呟けばいいのだろうと考えつつ、基本は「である調」でいこうと思った。 本業が音楽学では無いので、偏った知識だけになるとは思うし、自身の考察などを交えながらにはなるだろうが、…そのときどきで思ったことの『備忘録』のような感じで、ちまちま書いてみようかと思う。 なお、まだ学生の身分のため、もしお読み頂けた場合は「ふぅん…」程度でいて貰えると、とても有難い。 さて書く内容としては、西洋音楽史と日本音楽史が話題の中心になるかとは思うが、たまに感想のようにポップなど
※またまた“盛りだくさん”となってしまった、大学の提出課題のものを少し変えてお送りいたします。 ※より分かりやすい言葉に変えても良かったのですが、今後の自分のための参考も兼ねてほぼそのまま掲載いたします。ご了承ください。 3. シェイクスピア:劇と音楽 メンデルスゾーンは《夏の夜の夢》の序曲を先に、その後劇付随音楽を書き起こしました。劇付随音楽の中で使用されるモティーフは、原型が既に序曲の中に出てきているものです。 これは、作曲方法としては割と珍しいもので、通常であれ
※またまた“盛りだくさん”となってしまった、大学の提出課題のものを少し変えてお送りいたします。 ※より分かりやすい言葉に変えても良かったのですが、今後の自分のための参考も兼ねてほぼそのまま掲載いたします。ご了承ください。 1. 異なる芸術分野の融合 ──”ここでご覧になったのはうたた寝の一場のまぼろし。たわいない物語は根も葉もない束の間の夢。” これは、ウィリアム・シェイクスピア(1564-1616)の戯曲『夏の夜の夢』の最後の台詞です。物語の狂言回しであるイギリス
※勝手に美術史の通史を纏めたものです。 ※主に宗教画と絵画タッチに重きを置いて話しています。 ※大学の講義で出したレポートを再編集しているので、情報の偏りと全体の大雑把さが見られます。 ※また、参考文献等を省いております。ご了承ください。 大きな流れとして捉えた美術史ということで、補足情報的に役に立てると幸いです。 11世紀後半にはロマネスク(ローマ風の)美術の時代に入ります。教会建築は壁面が“のっぺり”としたシンプルな円筒形の石壁で、この点はローマ時代のものと似通っ
※勝手に美術史の通史を纏めたものです。 ※主に宗教画と絵画タッチに重きを置いて話しています。 ※大学の講義で出したレポートを再編集しているので、情報の偏りと全体の大雑把さが見られます。 ※また、参考文献等を省いております。ご了承ください。 大きな流れとして捉えた美術史ということで、補足情報的に役に立てると幸いです。 古代ローマ帝国の衰退は4世紀ごろから始まりましま(東西分裂)。それからは宗教的な側面でも文化的な側面でも東西での独自の発展を遂げていきます。5世紀以降の混
※勝手に美術史の通史を纏めたものです。 ※主に宗教画と絵画タッチに重きを置いて話しています。 ※大学の講義で出したレポートを再編集しているので、情報の偏りと全体の大雑把さが見られます。 ※また、参考文献等を省いております。ご了承ください。 大きな流れとして捉えた美術史ということで、補足情報的に役に立てると幸いです。 さて、タイトルには「ローマ美術」と題しましたが、その前に、ローマとはまた別の独自の美術的発展を遂げたイタリア・ナポリ近郊の街“ポンペイ”の美術動向について
※勝手に美術史の通史を纏めたものです。 ※主に宗教画と絵画タッチに重きを置いて話しています。 ※大学の講義で出したレポートを再編集しているので、情報の偏りと全体の大雑把さが見られます。 ※また、参考文献等を省いております。ご了承ください。 大きな流れとして捉えた美術史ということで、補足情報的に役に立てると幸いです。 地中海、東の半島の付近──西洋美術史の根幹を成す古代ギリシャがそこにありました。美術といえば絵画を思い浮かべることでしょう。ですが、古代ギリシャは主に建築
⚠︎︎続きものの、最後です。 ─────────────────────── 8.それから ミロの提案を受けたジェリーは、それから二ヶ月、真面目に絵を描き続けた。その傍ら、リズともデートを重ね、さらに二人は心を通わせていた。しかし、ジェリーもリズも言い出せない心の内を、秘密を抱えたままだった。 そもそも、二人で会える時間も、互いの仕事の合間を縫ってせいぜい一時間程度だったため、無理に言い難い話をしようとは思わなかった。 そんなある日、いつもの喫茶に立ち寄ったジェリ
⚠︎︎前回の続きです。 ─────────────────────── 5.ジャズバーの出会い ミロに連れられてやってきたモンパルナスの店で、ジェリーは自分たちの隣の席に座っている綺麗な娘を見つける。一目惚れだった。 ミロや彼女の知り合いが眉を顰めるのも気に留めぬ程、ジェリーはその娘に釘付けになった。ストーカー並みにちらちらと視線を投げ、耳をそばだてて突き止めた彼女の名は『リズ』だった。 そうとわかればいてもたってもいられなくなったジェリーは、半ば強引にリズをダンス
⚠︎︎ネタバレを含みます。あらすじ解説を短編小説風に書いてみました。映画の細かいところやツッコミどころも描いてみました。サークル活動で制作したものをそのままアップしています。このシリーズで、本編の映画にも原作であるガーシュウィンの音楽にも興味を持っていただければ幸いとの思いで書いております。 ─────────────────────── 〈メインキャラクター〉 ジェリー(ジーン・ケリー):本作の主人公。アメリカ人。軍を退役した後もパリに留まり、かねてからの夢であ
───どうか、音楽を学ぶ人に届いてほしい。 音楽史は、大きく二つに分けて勉強する。「西洋音楽史」──クラシック音楽の本場であるヨーロッパの音楽の歴史、と「日本音楽史」である。 では日本音楽史は何を勉強するのかとなったとき、大抵はじめに思い浮かべるのは、中学生のときの音楽の教科書に掲載されているような内容ではないだろうか。 確かに、日本音楽史を学ぶ上で出てくる人物名は“宮城道雄”だったり“八橋検校”などであるし、“歌舞伎”や“浄瑠璃”もあれば、“琴”や“鼓”なんかでも
前にある企画で書いたものを少し変えて掲載。調子乗って語っているようにも思うかもしれませんが、あくまで個人の考えと想いです。 ※“”は出典ではなく、話の大枠から少し外れた話など。 チャイコフスキーの生涯についての考察元来、音楽の栄えているのはドイツやオーストリアであると思いがちだが、イタリアのオペラや楽器職人──特にヴァイオリン──はとても有名で優秀だと言われるし、実際そうである。そして宗教的側面で言えば、イタリアのローマにはヴァチカン市国があり、それは言わずもがなキ