![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161627882/rectangle_large_type_2_1dfc049c94cfb065389b0a08e5d95d2f.png?width=1200)
2024和洋国府台女子高 探究修学旅行 篇
昨年に引き続き、今年の10月15日(火)、16日(水)の2日間で千葉県にある和洋国府台女子高の皆さんに北九州市を訪れていただきました。
なぜ探究学習として修学旅行を行っているのか、仕組みとしてどんな設計で行なっているのかということに関しては、昨年に当時チノアソビ代表を務めていた林田氏(2024年10月から合同会社チノアソビの規定により、後藤氏が代表を務めている。こちらについてはまた詳しく書きます。)により分かりやすく親切に記載がありますので、そちらを読んでいただければと思います。
かなり詳しく書かれており、チノアソビメンバーとしてここまで書いていいの?と心配にもなったりしますが、中々真似できるものではないので、まあいいのか。と勝手に自己解釈しております。
私自身昨年は参加してなかったので、今年初参加してみての所感と開催にあたって疑問に思ってたことをそれぞれご紹介していきます。
そもそも探究学習とは何か
自分自身が学生の時にそんな授業あったかなと思い、調べてみると、2022年度から高校では導入されたとのこと。中身としては、生徒が自ら課題設定、解決に向けた仮説立て、調査や意見交換などを通して学びを深めていく学習活動ということで、確かに社会に出ると、受動的な学びは基本的になくなるので、自ら課題を設定して、解決までのプロセスを考えたりすることはいいことだなというのが第一印象でした。
ただここで思いました。急に「探究学習の授業してください。」となって現場は大丈夫なのかと。
母校にいって現場の声を聞いてみる
探究学習って現場でどうなってるのか疑問に思い毎日7時間しか眠れなかったので、卒業した高校の先生に聞きにいってみました。
こんなただの質問に、3月という成績処理で忙しい中対応してくれた先生たちは本当に優しいですよね。今回は2人の先生に実情を聞きました。
先生1:3年次担任(地歴公民)
東原「探究学習ってどんなことやってるんですか?」
先生1「この学校では、担当の部署を作ってその先生たちで対応している。担当じゃない先生たちは特に何も感じてないんじゃないかな。」
東原「先生1はこういう授業得意そうだから、探究学習の担当ですよね?」
先生1「担当ではない。ただ、HRの時間を使って日替わりで生徒にニュースや日常の疑問をもとに答えのない問いを立ててもらって、グループワークをしている。そしてグループの代表者に発表させてる。」
先生1は担当じゃないのにここまでしてると聞いて、さすがだなと思いました。実際に私は先生1から学んでいましたが、政治経済の授業を主体的に学ばせてくれて、なんなら高校生活では、政治経済以外勉強していないと言っても過言じゃないくらい時事やニュースに興味を持たせてくれた先生なのです。
先生2:1年次英語担当の先生(若手)
東原「先生2って今クラス持ってるんですか?」
先生2「それが、探究学習の担当になってからクラス持ってないのよ、英語と探究学習と2つ授業をしている」
東原「どんな授業してるんですか?」
先生2「今教材ないから見せれないけど、教材の通りやってる。ただ、これで正しいのかわからない。1年とかで探究学習担当の先生変わるけど、できればもうしたくないかな。」
東原「そうなんですね。もしその探究学習委託できるとしたら?」
先生2「めちゃくちゃ嬉しいね。急に探究学習の授業をやれと言われたが、探究学習の質に対して正直にいうと自信がない。」
先生2の話を聞いて、現状このような状態の先生多いんじゃないでしょうか。1意見にすぎませんが、このような先生がマジョリティなのではないかと勝手に思ってしまうくらい困ってました。
探究修学旅行を実施してみて
私自身が体験した修学旅行は正直ただの旅行という感じで、観光地を友達と巡り、楽しかったというありきたりな思い出しかないのですが、この修学旅行は画期的だなと思いました。
(これは自画自賛なのか、、、?いや、企画は林田氏なので違うはず。笑)
では、どういう部分で画期的と思ったのか。
1点目は、現地の人に話を聞き、その修学旅行先で感じた課題を目の前にして、どうしたらこの状況が良くなるのだろうか。どうしたらこの課題が解決できるのか。これらを体験的に学び、自分の地域ではどうだろうかと修学旅行が終わっても学ぶ余地がある点です。
2点目は、高校生目線で考えるということで、修学旅行先の地域にとってプラスになり得る意見が出る可能性があり、学校側としても、修学旅行と一緒に探究学習を進めれるかつ探究学習を実施できるという部分で、ある種ラッキーという状況なのではないかと思う点です。
今回私は、Jクラブのギラヴァンツ北九州と組んだ新規プログラムを担当しました。その中で様々な課題に関して、学生らしく実現可能性の低い意見ももちろんありましたが、自由な発想だからこそ、大人では到底思いつかないような意見やブラッシュアップすれば実現できそうな意見も多く、高校生以外の人たちこそ本当に学ばされた2日間だったと思います。
探究修学旅行に参加した和洋国府台女子高の生徒の方々にはぜひ、今後生きていく中で課題にぶつかった際は、今回実施した内容のように、その場で考えることをやめずに、課題があることはわかった、だからどうするのかを考えていただければと思います。
(人のことを言える立場じゃないですが。笑)
![](https://assets.st-note.com/img/1731420641-ehScwid6ClrnJM7j05mfTuxq.png?width=1200)
この探究修学旅行を通して、ファシリテーションをさせてもらいましたが、1番学びがあったのは私自信だと確信を持てるほどに充実した時間でした。来年はさらに成長した姿で携わらせていただきますので、関係者の皆様よろしくお願いいたします。
まとまりない文章ですが、今回はここまで。
チノアソビBarはこちら↓
〒810-0024
福岡県福岡市桜坂2-7-11 ヨシダハウス2F
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?