特別対応
ハンドクリームをつけた瞬間に手洗いしてしまってもったいないことを繰り返す高田です。
サービス業(と認識している)に携わっていると、何かしらの繋がりだの付き合いだので、少しVIP対応が必要な方が稀にいらっしゃいます。
「あの方は病院経営者だから」
「あちらの方は行政会に顔が効くから」
「こちらの方はオーナーのご友人だから」
などなど、なにかしらの特別待遇、対応が発生します。特別対応。それはまぁ人間なので致し方ない部分もありますが、そこにカテゴライズされる人の理由はなんなの?となったのが今日です。
通常、フィットネスでは色々な手続きはオンラインまたは書面でご自身で入力または手書きをしていただくことが多い。
金銭が発生する案件は特にデリケートで、ネットで簡単にできる、とはいえ、いくつかの注意事項や確認作業は必須になります。
自社の特別対応は、こういった顧客が自分自身で行った各対応を「鶴の一声」で180度変わってしまうことです。
例えば、休会を一ヶ月間と申請していたのは自分自身なのに、「そんなはずはない」の一言で延長したり会費サービスを行うわけです。
特別対応の理由が双方で納得いくものならまだしも、片方の理解納得だけで進んでいくことに、店舗としては腑に落ちない、なんとも言えない状況になります。(これがあるなら書面手続きそのものがいらない、となるので)
フラットに公平に、は総合型かつ庶民型店舗には必須項目です。
あの人は○○できた、が明るみになったとき、どう対応するのか?
そこまで考えて判断しているのか?
こういうことが定期的に発生中し、一体全体なんなんだ!となるわけです。
そして行き着く先は「ついていけません」と退職になっていく。
有能な(またはこれから有能になると期待していた)人たちが離れていく。
人不足でとりあえず妥協して採用する。
課題が増える。
という悪循環。
いいかげん断ち切りたいなぁ。と考えながら、どうしたら極力多くの人が不快に思わないか、を考えることも、大型総合店舗の悩みのタネな気がします。
所詮は統計です。
一人がいい!といっても、残り99%がNOならNOなのです。
振り回されることなく、自分の手中でコントロールするには時間がかかります。
時間をかける価値があるかどうか?
ある意味、支配人みたいな立場は、利益追求をして判断することも大切だと思っています。
この先、この事案を了承して得るものはなにか?
それは周りをハッピーにするか?
一部はハッピー、一部は地獄とならないか?
そんなことを思いながら、今日はキーキー音のする扉の金具に油をさしていました。
残りあと3日。
なにもできなかったけど、何かしらを感じてくれたら嬉しいな。と思います。