【自分歴史】社会人編⑨
施設管理の中で苦労したのは設備管理だけでなく、人間関係でも、とても敏感になりました。
プールに戻ったとき、行政からの出向者である60歳ほどの男性スタッフが更新時期でした。
オープニングから居てもらいましたが、運営者が変わったことにあまり理解してない感じ(理解というか、あまり受け入れてそうしようとしない感じに近い)だったので、更新せずに行政に戻ってもらう、という手配をかけた段階で引き継ぎました。
わずか数日ではありますが、話をしようにも中々本心が読み取れず、彼が何を思ってお店を離れたのかは最後までわからずでした‥。
店舗に限らず、何かしらの人間関係は一番の悩み事かと思います。
お店としてはお客さんに最高のサービス(商品)を提供してくれれば良いのですが、店舗長としてはより良い人間関係から最高のサービスが出来上がると思っています。自己完結、自己負担だけでなく、共有することで良い輪になるイメージでした。
年齢でも私より年上の方が多く、声のかけ方に気を使いました。基本的に知ってるメンバーでとてもやりやすい環境ではありましたが、やはり知らないメンバーは数名いました。ちょうど年度異動で若い女性社員が店舗にきたこともあり、社員二人が若いねーちゃんで、メインのアルバイトさんはみんな年上、という図式が出来上がりました。
人間的に変な人はいなかったので、年下だろうがなんだろうが、店舗長と社員として見てくれていたのは環境に恵まれていました。
そんな中でも、その若い社員と年上のアルバイトスタッフでトラブルが発生したりします。
どっちの意見もわかるけど、どっちも大人になってくれ。くらいのものですが、些細な亀裂は店舗サービスをお客さんに提供する中で、表面に大きく現れることになります。
ほんの少しの情報伝達が遅れる。
これが一番響きます。
伝えたつもりの話し手と、
理解できない(しない)聞き手。
こうなると、言った言わないになって収集がつきません。どっちか(または双方)が自分の落ち度と認めて解決することが一番の早道です。
ですがそうならないのが人間。
特に女性はこのあたり面倒ですね!笑
と、思っていたら意外と男性の方が頑なだったりするので、気を使いました😂
リーダーに必要な要素としては、客観的に物事をみて判断する、という設備管理でも必要なこの能力。人間関係にも必要になります。
片方を保護すると、もう片方から妬まれます。
両方を放置すると、何もしないリーダーと認識されて信頼関係が作れなくなります。
正論だけで話をすると、間違いを指摘されたスタッフはへそを曲げます。
ポイントは共感です。
そういうことがあったの、大変だったね。
このミスはその仕事がオーバー気味だったから手が回らかなかったのね、ごめんね。
その言い方がショックだったんですね、それは辛いですね。
みたいな共感をしてから、
大変だったけど、この部分はもう少しできたんじゃないかな?
オーバー気味なのを気づかずにごめんね、次うまくするためにはどうしたらいい?そこまで減らすことなく、あなたの能力ならできると思う。
言い方の指導はしますね。でも、言ってることはそこまで間違ってないと私は思うけど、どうですか?
みたいな回りくどいことをどんどんやってました。
めちゃくちゃ時間かかりますし、エネルギー使います‥😂
でも、必要じゃないかな、と思ってやってました。
これ、名古屋で孤独でしんどかったときに思ったことです。
存在を認められて、受け入れてくれて、その上で激励されたら、まだやり方違ったかもな。と思ったりしました。
あの時は闇雲に「がんばれ!やれ!」だけだったので、やっぱり思いを理解してもらえない(伝えられない)ことは大きなストレスです。
話をしても理解してもらえないスタッフは自然と離れていくものなので、結果として内省しない、前進しないスタッフはいなくなっていきました。
受容的かつ自分で考えることができる(提案や意見がある)スタッフは店舗でもがんばってくれてました。ありがたい。
そんなありがたい環境に4年ほどいた(長い)後、今の大型店舗の支配人に異動があります。
異動の話があったときには、ある程度の覚悟もできてましたが、それでもやっぱり嫌だし緊張しました。
次回、この会社に入って「マジかよ」と思うことの連続がたくさんあります。
ではまた!