
レッシュマスター級を取得しました!4スタンス理論との出会いについて
先月ですが試験に合格してレッシュマスター級の資格を取得しました。
4スタンスで知られるレッシュ理論のトレーナー資格です。これから各地でグループレッスンや個人レッスンを行っていきますので、どうぞお知らせをお待ちください。
個人レッスンは教室でしたら、いつでも承ります。↓
2018年〜2020年ごろ私は動作特異性ジストニアという状態(病気)でした。
何がなんでもクラリネット奏者として上に行きたい!あれもこれも達成したい!誰よりも楽器を自由に扱いたい!という気持ちだけで無理やり動かしていた身体に無理に無理がきて、ある日パーンと指が動かなくなりました。
過去のことは色々なところで綴っています↓
身体について考えないまま、なんとなくプロになってしまった
正直なところ、この身体の故障が起こるまで、身体全体の動かし方やフォーム、骨や筋肉のことにあまりにも無頓着でした。
今となっては「身体は全部繋がっているのだから、上達したいのにそんなことにも目がいかないのは愚かだ」とも思えるようになりましたが、当時の私はそんなこと考えられないくらい切羽詰まった状況で、視野が狭く、必死だったのでしょう。
廣戸道場へ 4スタンスとの出会い
そんなこんなで、身体(指)がどうにも動かなくなってしまった私は、さまざまなことを試していく中で4スタンス理論に出会いました。
4スタンス理論(正式には総合してレッシュ理論と言います)は骨理学を応用した身体の総合理論で、ヒトの身体は4種類の立ち方がある。4種類の使い方があるという廣戸壮一先生のメソッドです。
ゴルフや野球などスポーツ選手の中では広く活用されているようですが、これが楽器演奏においても多いに役立つと感じ、廣戸道場に通うようになりました。
廣戸道場で、私の4スタンスタイプはA1タイプだと診断してもらいました。
闇雲に練習していたらついた間違ったフォーム
例えば、Aタイプは肘を基点(支えのようなもの)にすると効率よく身体が使えるのにも関わらず、私はなんとなく(有名なクラリネット奏者の影響?先生の影響?)身体の横に張った肘をブンブン動かして演奏したり、、と。
自分の身体に合っていない動きをしながら演奏している点がいくつもあることに気づきました。
何度か東京にある廣戸道場に通ったのち、遠いこともあり足が遠のいてしまいましたが、ジストニア完治後、復帰したら資格をとって身体の使い方について楽器奏者にアドバイスできるようなトレーナーになろう!と思い、自分なりに実践を重ねていました。
そして2022年〜2023年にかけて度重なるセミナー受講と試験により、やっと!トレーナー資格を取得しました。
もっと自由に楽器演奏ができる人をひとりでも増やしたい
自分がもっと早くに身体の使い方に注目して楽器に取り組めていたら、、、という後悔は正直消えません。
実際、28歳から31歳とこんな大切な時期に休んでしまった3年間はあまりにも大きかったです。私はオーケストラに入れなかったし、大物ソリストにもなれないまま30代に突入しました。
練習しても練習しても身体がどうしてもいうことを聞かなくて限界なテクニックがある。そんな風に28歳の私は感じていました。
しかし今となっては、自分が作り出した良くない習慣や、故障しかけても闇雲に進み続ける考え方、向いていないフォーム、それらがただ自分の限界を作っていたように思います。
身体を駆使するのはスポーツ選手だけでなく、私たち楽器奏者も同じです。
もっと自由に演奏できる身体を、無理なく長く演奏できる身体を作るために、楽器奏者の身体の使い方を整理するお手伝いをできたらと思います。
クラリネットの方はもちろん、他の管楽器の方もどうぞお気軽にご相談ください。
今後各地でセミナーやグループレッスン、個人レッスンも開催していく予定です。それらはご案内までもう少々お待ちください。
個人レッスンご希望の方はお問い合わせは公式サイトのお問い合わせフォームよりお願いいたします。レッスン時間内でタイプチェックも承ります。