ランスロの26のエチュードの次に取り組むのはどれが良いか3年間考えた結論
こんにちはクラリネットのクズシマです。
クラリネットを勉強し始めて始めに取り組むエチュードは、ランスロの26のエチュードが定番でしょう。
私は中学生の時に吹奏楽部でクラリネットを始めたのですが、クラリネットを学んでいく過程の中で後悔していることがあります。
それは、基礎が出来上がっていない状態にも関わらず、難しい曲ばかりに取り組む環境にいて、初心者のうちに簡単な練習曲にあまり触れてこなかったことです。
部活では難しい吹奏楽の曲を限られた時間で仕上げなければいけません。あれこれ工夫して難しい曲を仕上げるまでの経験は財産ですが、健康的な成長の仕方だったかと言われるとそうではなかったと感じています。
高校生の時に、本格的にクラシック演奏を勉強することになって、初めて取り組んだエチュードはローズ32のエチュードでした。
ローズ32のエチュードも定番のエチュードですが、ある程度難易度が高いです。
中学の吹奏楽部時代の経験から、もう楽譜のレベル的にはローズ32が吹ける域には達していたと思いますが、本当は中学時代などにもっと易しいエチュードを練習しておくべきだったと今になって思っています。
音色やタンギング、音楽的感覚などの基本的なところをもっともっと音楽(練習曲)から学んでおけば、のちにそれらのことで苦労することがもっと少なかったでしょう。
しかし、私のような経歴、つまり初めて練習したエチュードはローズの32だというプロの方はたくさんいらっしゃると思います。
私も含め、易しいエチュードをあまり勉強しないまま社会に出たクラリネットの先生が生徒にどのエチュードを進めて良いかわからず、そのレベルに達していない生徒に対してローズの32を勧めてしまっている事例を頻繁に見かけます。
今の自分に合った難易度のエチュードを選ぶのが無理なくスムーズに上達していけるコツです。初級のエチュードを丁寧に練習する経験はのちの宝物になります。
前置きがとても長くなってしまいました。
このコラムでは初級レベルのエチュードをいくつか紹介していきます。
ランスロの26から学べることが多く、多くの生徒に勧めています。しかし少し前までそれをクリアした後の生徒に勧める教材選びに迷っていました。
・ランスロの26程度の難易度でエチュード初心者の頃に取り組むのに良いもの
・ランスロの26をクリアしたけれどローズ32よりは易しいものに取り組みたい方向けのエチュード
を主に紹介します。
たくさん生徒を持つようになってきて3〜4年くらい、私の中での初級のエチュードを探すことが研究テーマだったので積極的に楽譜を買うようにしていました。
参考になりましたら幸いです。
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