福島第一原発 廃炉紀行①


写真撮影は基本的にできなかったので、ないです。あらかじめ言っておきます。ごめんなさい。


朝、福島へ出発

極寒の朝5時起き。6時半頃に大学で集合して、福島第一原発 廃炉ツアーへ。

眠い。
けど、道中の車内ではなんとしてでも、原発の周辺知識を予習しておきたかった。昨日やればよかったのにね。

とある方に廃炉ツアーに参加することを話した。
「行きたかった!レポート送って欲しい!!」
と頼まれた。

自分のためにも、これを本気にしてみようと思っている。


原子力発電の仕組みとか、3.11の原発事故がなぜ起きたか、いろいろ調べ進めてみると案外ちゃんと理解できていなかったらしい。

原子炉に使う水の役割がちょっと面白くて感動。「自己制御性」と言うらしいけど、説明は割愛。

到着前にスケジュールを確認して、廃炉資料館へ。


事前説明(9:00-10:00)

福島第二原発のある富岡町の廃炉資料館に着く。もともとは第二原発の安全性などをPRする施設だったらしい。外観は、エジソン、キュリー夫人、
アインシュタインの生家をモデルにした。それもあってか、「廃炉資料館」のイメージとは少し異なってらしからぬ賑やかな建築に違和感を覚えた。


15名程が会議室に集まり、東電の社員さんによる事前説明が始まった。

第一声、強制避難を余儀なくされた方などに向けて「ご迷惑をおかけしておりすみません」という趣旨の言葉があったのが印象的だった。説明は丁寧で分かりやすく、参加者からの質問や意見に対しても低姿勢で丁寧な受け答えをされていた。立場に適した振る舞い。勉強になった。

説明が終わり、スマホやカメラなどの大体の荷物を会議室に置き、バスにて、第一原発へ。


バスにて、第一原発へ(10:00-10:20)

バス車内には、リアルタイムで現在地の放射線量を表示するパネルがあり、刻一刻と変化する放射線量を観察できる。

出発時、廃炉資料館がある場所の周りを見ると、この付近の労働者が住んでいると思われる比較的新しい集合住宅や公営住宅が、ある程度のまとまりを持って並んでいた。

バスで第一原発へ向かっていくと、徐々に空き地が目立ち始め、その割合は逆転していく。避難指示のあった地域のうち、現時点では約95パーセントの地域が避難指示解除となっている。帰還困難区域は現在も少し残っていて、バリケードが張りめぐらされている。

第一原発に近づくほど住まいは減り、店舗の建物も、その外観のみを残して多くがもぬけの殻となっていた。

とりわけ大きな建物だったケーズデンキは、震災の日の翌日の3/12にオープンする予定だったそうだ(追記 : 調べてみると、3/13、3/25など、 情報に多少の揺れがある)。結局、町民に使われることはなく、赤、青、黄色のあの箱だけが悲しげな表情でとり残されている。


車内の線量計の数値が僅かに大きくなり、いよいよ現れる本丸に期待感も増していく。





長くなりそうなので、また次の日記で。


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