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「MOVE MOVEとは何だったのか?」まとまらない感想

市民参画イベント
「MOVE MOVEとは何だったのか?」
第2部「どうして、MOVE MOVEなの?」
に参加してみた。

これは自分の感想。と備忘録。
まとまっていないかもしれないけど。

”MOVE MOVE”は、
2022年秋頃に仙台駅〜あおば通駅の間、
EDENの前でやっていた社会実験。

イベントのメインプレゼンターは、
4人のデザイナーさんたち。
仙台市から依頼を受けて約5ヶ月という短期間で
コンセプトやタイトル、ロゴデザイン、
空間デザイン、広報などを手がけたそう。
「依頼を受けた時は、何も決まっていなかった」
という言葉が何度も出てきたのが印象的だった。

企画の内容を聞いていくと、

「こんな短期間で企画してよかったのかな?」
「もっと前提になる、『仙台の顔』のあるべき姿、
 方向性の議論が必要だったかも?」

と思えてきた。
依頼されたデザイナーさんたちを
責める気持ちは全くなくて、むしろ逆で、
あの期間でここまでやり遂げたのは
本当にすごいことだなって思っている。

反面、依頼が、少し急ぎ過ぎていたかもな、とか。
依頼者側で「何も決まっていなかった」というのは
依頼されたデザイナーとしては苦しかっただろう。

所有者が別々だった場所、
EDEN、LOFT、HUMOSビルを、
これからどうしていきたいんだろう?
エリア全体の価値が向上するには
一体的な再開発がいいと思うけど、
きっとそんな簡単な話ではないよね。
あの場所の十数年後の展望、予測を立てた上で、
それを前提とした実験だともっと納得できたかも。
でもあまりに短期間の企画だったし、
「とりあえず、なんかイベント起こしてみたら、
 なんか見えてくるんじゃない?」
と、そう思っていそうな、そんな印象だった。

あと、
「イベント(コンテンツ)のPRをしたら
 それはイベントであって
 一過性のものになるのでは。」
という意見もあって、なるほどなって思った。

人が来なければ実験にならないから、
広報をしないといけない。
するとそこは「非日常」の空間になってしまって、
仙台の「日常」をどうしていくべきかを
検討していくためのデータからは離れていく。

広報ってこんなに難しいのね…。


当日のコメント欄、
けっこう面白かったので覗いてみてね。


コメント欄には少し強めの口調で書かれた批判も。
あれだけの規模のことをやっていたら、
そういう声があっても仕方ないとは思う。

自分がやるべき仕事ではないかもな、
なんて思った。

八方美人なところがあって、
誰にでもいい顔をしていたくて、
少数派の意見を捨てられない自分。
そういう批判も受け止めて
(あるいは上手くかわしながら?)、
曲がりなりにも、強く何かを作っていける自信が
今はあんまりない。
(公共建築の設計を苦手とする原因の一つだと思う)

けど、イベント終盤にこんなコメントもあった。

「よさこいだろうが、羽生くんパレードだろうが、交通規制には反対意見がつきもの。マイナスな声は悪くないけど、デザイナーや建築に関わる人が参画に不安を感じないようにしてあげてほしい。」

この声があって、少し救われた気がしたり。


ここまでの大部分は2023.10.15に書いた。
そこから3週間ほど、
あえて下書きにしたままにして温めてみた。
振り返って読んでみるとそのまとまりの無さに
改めてびっくりするけど、これはこれでいいや。

なんてことを思いながら、公開します。


では。気が向いたときに、また書きます。


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