縦グリのないNikonF5 で撮った組写真 「祭りの日」
Nikоn Z8 いよいよ発表されましたね。Youtube界隈では、Z9と機能面でほとんど変わりがなかったことから、単なる「縦グリのないZ9」などと揶揄するような意見もあったりして。まあ、期待が大きかった分、「あれっ、代わり映えしないや」と思った人も多かったのでしょう。
僕もニコン党なので、買って応援したいのはやまやまなのですが、別のメーカー(ソニーと富士)のミラーレスでシステムを組んでしまってます。今からニコンのミラーレスに乗り換えるとなると、交換レンズを含めて、かなりの出費ですから、さすがに躊躇してしまいます。
ということで、今回の記事のタイトルは、ちょっと無理やりこじつけた感があるのは承知で、縦グリのないNikоn F5 で撮った組写真「祭りの日」と付けました。でも、撮影カメラはNikonF5ではなく、F100です。
NikonF100というカメラは、当時のフラッグシップ機であるF5から、縦グリを取ったカメラでした。Z9から縦グリを取り去ったZ8のように。F100は、大きくて重いF5を敬遠したカメラマンのために作られたF5ジュニアだったのです。
もっとも、正確にいえば、縦グリを取りはらっただけではなく、ファインダー視野率とか、測光方法、連写コマ数など、機能面でも幾つか、F5より劣る点はありました。それでもF100は長い間、私の相棒でした。仕事でも、趣味の写真を撮るときも。今でも趣味カメラとして愛用しています。機能面でさほど大きな違いがないなら、やっぱりカメラは軽い方が好きなのです。
などと言いつつも、F100を撮影に使うのは、最近は1年に1日ぐらいだったりします(汗)。やっぱり重いんです。F5よりはだいぶ軽くても(笑)。ちなみにカメラ本体の重量は785g。それに加えて、単三乾電池4本。まあ、ニコンのフルサイズ機(特にレフ機)に比べれば軽いかもしれません。でも、仕事ではなく、自分の撮りたい写真(主にスナップ)を撮るカメラとしては、やっぱり重くて大きいんです。
でも、もし今、フィルム(35ミリ)で撮影する仕事を依頼されたら、今持っているフィルムカメラから、僕は間違いなくF100を持ち出すことでしょう。AF機、しかも道具としての完成度は極めて高いので、安心して仕事ができます。
これらの組写真は、かれこれ、もう17年ぐらい前に撮影したものです。使用フィルムは、ネオパンプレスト400とコダックのTX。当時、プレスト400は、36枚撮りで600円ぐらいだったか。TXも似たような価格でした。
確か、一緒に撮影にいった友達が、ニコンD200を使っていたような記憶があります。ニコンD200は(今ググってみたら)、2005年の12月に発売されているんですね。もっと昔のカメラという印象なのですが。
さて、17年後の今、TXは1本あたり2000円を超え、一方、プレストはもう、とうの昔にディスコンになっています。感度400は、ここ10年ぐらいはイルフォード一択です。AdoxとかAgfaとか、使ってみたいフィルムはいろいろあるのですが、なかなか撮影に行けなくて……。
カメラを買うより、撮影に時間とお金を掛けたいと思う今日この頃です。