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ハーフサイズ一眼レフカメラ Olympus Pen F オリンパス ペンF

Ⅰ ペンFのデザインについて

オリンパス ペンDで、ハーフサイズカメラの愉しみを知った。
そんな僕が次に購入したハーフサイズカメラは、一眼レフの、オリンパス ペンFだ。ちなみに、購入したときについていたレンズは、G-Zuiko Autoーs 40mmF1.4(35mm換算、約58mm)。
ハーフサイズカメラの美点の一つは、小さくて軽く、どこにでも気軽に持ち出せる点だろう。でも、ペンFは、小さくもないし、それほど軽くもない。
カメラボディの大きさは、W127mm、H69.5mm、D32.5mm。重さはレンズ付き(38mm F1.8の場合)で560gだそうだ。
ではなぜペンFを買ったかというと、まず、ペンDを使ってみて、近接撮影の場合、目測のピント合わせが難しいと知ったこと。それが購入動機の一つ。
でも、もう一つ理由がある。言うまでもなく、流麗なデザインだ。 
一眼レフなのにペンタプリズムの出っ張りがなく、まるでRFカメラのように軍艦部は平ら。ちなみにフィルムを巻き上げるレバーは、背面に格納されている。ボディの厚みが薄い。レンズマウントの右側は、端にゆくにつれてさらに薄くなり、角は優美なRを描いている。
シンプルだけど、とても繊細なデザインだ。
そして、前面の上部(左側)に刻印された花文字の”F„が、金属外皮のメカニカルな冷たさに、オーガニックな温かみを加えている。
でも、このカメラのデザイン上の一番の特質は、真正面から見た時の、レンズのマウント径とボディの大きさのバランスだろう。M型ライカもそうだが、ボディサイズに比べて、マウント径が小さい(小さく見える)。レンズも小さい。だから品が良く見えるのだ。

レンズの右(画像では左)のボタンは、シャッターダイヤル。
背面の右側上部にある、フィルムを巻き上げるレバー。使わないときはボディ内部に格納されている。フィルムカウンターは、裏蓋を開けると自動的にリセットされる(ペンDは手動でカウンターの数値をセットしなければならない)

Ⅱ 早速、作例を撮ってきた









Ⅲ ペンFの交換レンズについて

古いカメラなので、ネット上にも情報が少ない。
自宅の本棚を探すと、枻(えい)出版から2001年に発行された『オリンパスのすべて』という本があった。そのムック本に載っていた交換レンズのラインナップに関する情報を、ここに引いておきたい。

20mm F3.5 (35mmフィルム換算 28mm)
25mm F2.8 (35mmフィルム換算 35mm)
25mm F4   
38mm F1.8 (35mmフィルム換算 55mm)
38mm F2.8 (パンケーキタイプで70gの軽さ)
38mm F2.8 (1万台限定 本体とセットで販売)
Macro 38mm F3.5
40mm F1.4 (35mmフィルム換算 58mm)
42mm F1.2 (35mmフィルム換算 60mm)
60mm F1.5 (35mmフィルム換算 85mm)
70mm F2   (35mmフィルム換算 100mm)
100mm F3.5(35mmフィルム換算 140mm)
150mm F4  (35mmフィルム換算 210mm)
250mm F5  (35mmフィルム換算 360mm 三脚台座付)
400mm F6.3(35mmフィルム換算 570mm)
Mirror  800mm F8   (35mmフィルム換算 1150mm)
Zoom 50~90mm F3.5(35mmフィルム換算70~130mm)
Zoom  100~200mm F5 (35mmフィルム換算140~280mm三脚台座付)

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