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【新年度に向けて】新小1年生へ。小学校まで歩く練習は始めましたか?
「小学校へ入学するために、何か準備をしておいた方がいいことはありますか?」
5歳児クラスの担任をしていた時に、保護者からよく合った質問の一つです。
私が、おすすめしていた準備は2つあります。
・自分の名前をひらがなで書けるようになること。
・小学校まで、一人で歩けるようになること。
ひらがなを書く、足し算をする、などのお勉強は準備をしなくても大丈夫!!
年長から焦って子供に教える保護者の方をよく見ますが、勉強の準備は必要ないと私は考えます。
小学校に入学してから、勉強は一から学ぶのですから。
そして、意外と行っていない家庭が多いのが、小学校まで歩く練習なのです。
どうして小学校まで歩いて登校する練習が大切なのでしょうか。
1.小学1年生は、「魔の7歳」である。
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実は、歩行中の交通事故が1番多い年齢は、7〜8歳なのです。
「魔の7歳」と呼ばれており、背丈が低く自動車から見えづらいことや、視界の狭さから事故が起きやすいと言われています。
だからこそ、親子で何度も通学路を歩いて、安全な道、危険な箇所を目で見て確認し、習慣づけておくことが大切なのです。
また、自動車や自転車のスピードを肌で感じることも練習の一つの意味であると、私は思っています。
2.「気をつけて歩いてね。」は、子供に伝わっていない。
7歳頃の子供は、ただ「危ないから気をつけて。」だけでは、本当の意味が伝わっていません。
保護者の方には、一緒に通学路を歩くときに、以下のポイントを気をつけてほしいことを具体的に伝えてください。
横断歩道で手を挙げて歩くのは、車からだとあなたは小さくて見えないから。
横や後ろを見て歩くと、後ろから来ている車にも気付けること。
危険箇所は、ポイントを押さえて伝える。(T字路、信号のない交差点、ガードレールのない場所)
3.長時間歩ける靴選びも大切!
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最後に、長時間歩いても疲れない靴を用意しておくことをおすすめします!
保育園時代とは比べ物にならないくらいの距離を通学路として毎日歩く子もいるでしょう。
大人が歩くと10分の距離でも、子供と一緒に歩いたら30分近くかかったというケースもよく耳にします。
たくさん歩いても疲れにくい靴を今のうちから用意して、履き慣らしておけば、登下校時の負担軽減にもつながるはずです。
まとめ
実際に、小学校へ入学すると、勉強後の疲れやランドセルの重さも加わり、練習の時以上に子供への負担が重くなります。
本来であれば、涼しい風の吹く秋頃から練習をおすすめしているのですが、3月から行っても遅くありませんよ。
毎日ではなく、週1回交通量の少ない週末の朝に、親子で歩く練習をしてみてはいかがでしょうか?
最後まで見ていただき、ありがとうございました^ ^
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