保育の心理学「子供のアタッチメント〜愛着〜」
今回は、私の公務員試験の勉強の時につまづいた「子供のアタッチメント」についてをまとめています。
拙い文章になると思いますが、ご了承いただき、興味のある方は一緒に勉強していただけたら、励みになりますm(_ _)m
1.アタッチメント(愛着理論)について
ボウルビィが定型化した概念。
乳児が養育者(保護者へ)積極的な接近を通して築く情緒的な結びつきのことである。
子供が持つアタッチメントの対象についてのイメージは、内的ワーキングモデルと呼ばれており、その後に築く人間関係に影響する。
人間が生まれながらに備えているわけではなく、成長の過程で周りの人 との関わりを通して獲得していくものである。
2.3歳児神話は、信じた方が良いのか?
・乳幼児期のアタッチメントの形成のため、母親は子供が3歳になるまで育児に専念する方が良いのか?「3歳児神話」は妥当なのか?
→現在では、否定的な議論がなされている。
この神話が作られた背景こそ、イギリスの精神科医ボウルビィによる愛着理論が基になっているのである。
日本ではこの理論が「母性的養育」として解釈され、「三歳まで母親が育てなければならない」と広まったものの…
母親に限らず、父親、祖父母、叔父叔母などのあらゆる人との愛着関係を築くことが子供の発達に良い影響を与えることが示されていることが、最近の日本の研究で実証されている。
余談だが、3歳児神話が信じられているのは日本だけなのだとか。笑
3.ストレンジ・シチュエーション法とは?
エインズワースが実証をした「ストレンジ・シチュエーション法」
エインズワースの実験観察によると、1歳代の乳児のアタッチメントとしては、
「安全型」「回避型」「アンビバレント型」の3つに分類されることが判明した。
その後の研究によって、「無秩序・無方向型」も加わっている。