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Jリーグ日程発表の高揚感をリモートマッチが邪魔をする

白紙となっていたJリーグの日程が発表されました。

発表されたものの、正直なところあまり興味が湧きません。個人的に注目していた対戦カードが無いというのもありますが、当初に発表された時ほどの高揚感を感じないのです。

Jリーグの日程発表と時を同じくして、無観客で開催される試合を「リモートマッチ」と呼ぶ発表がありました。

リモートマッチという名称には違和感があります。「リモート」というのは遠隔で行うニュアンスがあるからです。例えばリモートワークと言えは会社から離れて業務を遂行する働き方です。同じ調子でリモートマッチという単語を解釈すると、あたかも選手が遠隔で出場するように感じます。

リモートマッチでリモートになるのは観客だそうです。私は名称を考えるにあたって試合を主体として考えていました。観客を主体とする発想は無かったので恐れ入りました。あくまでも観客を守るための無観客開催という意味になるようです。

元々「無観客試合」という用語はありましたが、これは罰則でした。観客を入れない点では「無観客試合」も「リモートマッチ」も同じです。「観客を守るため」か「罰則」かの区別が必要だったようです。

「リモートマッチ」という名称に違和感はありますが、対案は持ち合わせていません。短期間での募集と決定に敬意を表しつつ素直に受け入れます。すぐに慣れるでしょう。

組み直された日程において、どの程度がリモートマッチとなるのでしょうか。直近はそうなるようですが、その後は不明です。

リモートマッチが解除された後も、政府や自治体の方針によっては再びリモートマッチとなる可能性があります。リモートマッチでなくとも、選手に対するPCR検査の結果如何によっては試合中止もありえます。

J リーグの日程の再発表で高揚感を得なかったのは、リモートマッチの存在があるからだと気が付きました。

サポーターは日程表を見ながら様々な想像を膨らませます。「平日でも仕事上がりで見に行けるなあ。」「今年のアウェイはこの試合と併せて観光でもしようか。」こんな想像も、観戦に行けるか分からなければ虚しくなるだけです。今年のJリーグはその楽しみがありません。

リモートマッチがいつまで続くのかはサポーターの立場では成るようにしかなりません。Jリーグ による難しい判断に従うのみです。J リーグ再開は楽しみでありつつも、不安混じりの複雑な心境で迎えることになりそうです。

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