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肘打ち事件発生で韓国と試合する意味はあったのかという疑問についての見解

サッカーの日韓戦が話題になっています。私は諸事情によりテレビでも試合を見れなかったのでハイライトだけ見ました。予選などの本番であれば意地でも見たかもしれませんが、親善試合なので優先度を落としています。横浜まで見に行くのであれば話は別でしたけど、そのあたりはしばらくお預けの身分です。

試合は3対0で日本が勝ちました。スタッツを見てもシュート数は日本が多く、特に前半は韓国のシュートを1本にとどめています。ボール支配率を見ると若干だけ韓国の方が上回っており、割と効率的に勝てたのではないかと察します。

韓国戦の余波を呼んでいるのが韓国選手のラフプレーです。後半23分にプレーと直接的に関係ない場面で韓国のイ・ドンジュン選手が日本の冨安選手に肘打ちをしました。結果として冨安選手は出血するほどの怪我を負っています。大事に至らなかったのは不幸中の幸いでしたが、あってはならないことでした。映像を見る限りは不必要に腕を高く振り上げており、攻撃の意思を感じざるをえません。

これに対して幾つか違和感のある反応がありました。ひとつは韓国メディアです。韓国メディアはこの行為については当然として批判的に論じているようです。しかし「マナーすらなかった」という表現が引っかかります。果たして「マナー」として論ずる次元の話なのでしょうか。マナー以前に礼儀を欠いた行為です。国際試合ともなるとラフプレーは多いと聞きます。冨安選手自身も「試合中には起こり得ること」と言っています。そうとはいえど、よくあることだからといって許してはならない行為です。毅然とした対応を求めます。

もうひとつ、この時期に韓国と試合をする必要があったのかという指摘もあります。あえて反日感情をむき出しにして不必要にラフプレーをしてくる相手と試合をする必要があったのかという指摘です。この件に関して私はこのタイミングで韓国と試合を出来たのは良かったと思います。

まず、前提としてこの日はワールドカップのアジア2次予選であるミャンマー戦が予定されていました。横浜国際競技場もそのために抑えられていました。しかし、この試合はミャンマー側の申出により2月に延期の判断が下されています。背景にはミャンマー国内で起きたクーデターがあるようです。興行事業という点ではイベントを1つ失う経済的損失は大きいはずです。そこに日韓戦という良くも悪くも盛り上がるコンテンツを持ってきたのは正解だと思います。

相手を韓国としたのも良かったと思います。日本代表は嬉しいことに、それなりに強くなりました。ゆえにある程度は高いクラスの国と対戦しなければ強化試合とはなりません。韓国はその点において非常に都合の良い相手です。切磋琢磨出来る相手が近くにいるというのは、捉えようによっては恵まれた環境です。

サッカー日本代表は3月30日にワールドカップ予選となるモンゴル戦を控えています。本来はアウェイゲームの予定でしたらが、昨今の事情により日本での開催となりました。ワールドカップ出場を目指す日本としたは、全力で立ち向かわないとならない相手です。こちらの試合は私も膝を揃えて観ようかと思います。

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