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池袋東急ハンズ閉店の衝撃、サンシャイン60通りの景色が大きく変わりそう

池袋の東急ハンズが閉店となると知って驚きました。建物が老朽化しているということで、改装のための経費を工面できないのが要因だそうです。同店舗は1984年に開業しており、今年で37年目となりました。建物の寿命としては何となく短い気もしますが、売上が減少しているのも確かのようなので、おそらく後者の要因が大きいのだと推測します。

池袋の東急ハンズはおそらく私が池袋で最も立ち寄る店舗です。馴染みのある店の閉店は寂しい気持ちになります。つい先日も文具を買ったばかりでした。他にもコーヒー用品も買いましたし、鞄も買いましたし、財布も買いましたし、手芸用品も買いました。買ったものを思い出したらきりがありません。買わずとも品物を眺めているだけでも楽しい空間です。上層階にあるハンズカフェもよく利用しました。

池袋の東急ハンズの閉店は衝撃的でした。個人的な思い入れもあるというのもありますが、池袋東急ハンズは立地が良いので売上に大きな影響はないと思っていたからです。池袋といえばサンシャインシティが有名です。サンシャインシティはショッピングモールでありながらオフィスのテナントでもあります。サンシャインシティ60では60階建てのビルに名の知れた企業が幾つも入居しています。ショッピングモールではナンジャタウンやサンシャイン水族館、プラネタリウム満天といった施設もあり、店舗ではポケモンセンターのような店も入っています。サンシャインプリンスホテルというオシャレなホテルも併設されています。そのサンシャインシティと池袋駅を結ぶ通りはサンシャイン60通りと呼ばれ、池袋では最も活気のあるメインストリートの1つとなっています。このサンシャイン60通りの終着点であり、サンシャインシティの入り口に位置しているのが池袋東急ハンズです。つまり、立地的にどこよりも有利だったと思っていた店舗が閉店に追い込まれてしまったと言えます。

池袋も空店舗が目立ってきました。東急ハンズの正面にあった大型のゲームセンターであるシルクハットも閉店してしまいましたし、同じサンシャイン60通りの松屋も閉店してしまいました。他にも幾つかの店が閉店していますし、場合のよっては取り壊されているものもあります。週末の活気は以前と変わらないように感じますが、平日は厳しいのでしょうか。サンシャイン60に多くの企業が入っているとは言え、多くがテレワークへ移行していたら全体的に人が減ってしまいます。サンシャインプリンスホテルはアジア系の外国人観光客で賑わっていた印象があるので、影響は大きそうです。景気悪化で何となく財布の紐が固くなっているのもあるのでしょう。

寂しくはありますが、悲観はしていません。去りゆく店があれば、入ってくる店もあるでしょう。賃料が下がってきていて新規参入者には絶好の機会だというのはよく聞きます。時代のニーズに合った店舗に入れ替わるだけです。去りゆく時代を惜しみながら、アフターコロナで池袋の景色がどう変わるのか、楽しみにしています。

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