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AmazonGoのJustWalkOutも小売店に提供開始!JR東日本のTOUCH TO GOと共に無人レジの波が来るか

先日、『高輪ゲートウェイ駅で開業予定の「TOUCH TO GO」はサブスク展開予定!Suicaを生んだJR東日本だからこそ、無人店舗の火付け役として期待』という記事を書きました。

TOUCH TO GO が提供する無人レジのシステムを「月額サブスクリプションのサービス」として提供可能にするという点において注目しました。

AmazonGo の JustWalkOut を小売店に提供開始

無人レジのシステムが普及し始めると心を踊らせていたところ、本家本元も同様に仕掛けてきました。Amazon Goです。

Amazon Go のレジ無し(checkout-free)のシステムを「Just Walk Out」というパッケージで小売店でに提供するそうです。

アメリカ合衆国においてレジ無しシステムがどの程度の普及を見込めるのかは分かりません。クレジットカードでの決済が必須になるという点で、標的はある一定以上の収入がある客層に限られそうです。

アメリカでどの程度の早さで普及していくのか気になります。

クレジットカード必須は難しそう

この「Just Walk Out」が日本で展開される可能性も、もしかしたらあるかもしれません。しかし、私は日本では難しいと予想します。

まずネックになるのがクレジットカードが必須となる点です。日本ではようやくキャッシュレス決済が一般化してきました。しかし収入層に限らず現金決済を好む人が根強く居るのも確かです。日常的な買い物を行う店舗としては出店しにくそうです。

導入されたとしても、国際空港の一部にアトラクションの如く開業される程度かと予想します。

解決策として、入場に使う何らかのアプリ内で決済手段を多く提供するのが考えられます。Amazonはdocomoと提携をしているようなので、d払いやdocomoのキャリア決済と統合するような展開もアイデアとしては考えられそうです。

退店時に罪悪感を感じてしまわないか

もうひとつ、これは慣れの問題かもしれませんが、決済の手続きを踏まずに店を出る行動に強い罪悪感を感じてしまうのではと予想します。律儀な日本人だからこそ、余計にこの万引をするかのような決済手続きに抵抗を感じてしまう気がします。

一応、AmazonGoの店舗の通りであれば、退店時にゲートを通過するようです。退店時に承認のリアクションは得られるので、慣れてしまえば罪悪感を感じることもなさそうです。

その点において「TOUCH TO GO」はきちんと会計の手続きを踏みます。現金こそ使えないようですが、プリペイド式で馴染みのあるSuicaが利用可能です。今後はクレジットカードにも対応予定ということで、その際にはおそらくデビットカードも利用可能になるのかと思います。

どちらがより顧客体験として日本の文化に馴染むかは、体験してみないと何とも言えなさそうです。

無人レジ普及の後押しに期待

無人レジの仕組みは特定の企業の独占技術と考えられていました。しかし、これをパッケージとして各種小売店に提供されることでどの店舗でも提供可能なサービスになります。

Just Walk Outが黒船の如く日本に影響を及ぼす未来は果たしてくるのでしょうか。まずは実運用が始まるTOUCH TO GOを皮切りとした完全な無人レジの普及が進むと、私たちの生活がまたひとつ変わりそうです。


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