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遊廓文学マーケットに出品します。

やっと「まあギリギリ本にはなる」ページ数になった!!!どうもこんばんは。彗月はづき 漣太郎れんたろうです。タイトルの通り、遊廓文学マーケットに少部数となりますが本を置かせていただく予定でヒーコラ言っている。



遊廓文学マーケットとは。

ごく簡単に言えば「プロアマ問わず遊郭に関係するものならなんでも並べられる企画」のようで。カストリ書房さんといえば遊廓に関連する文献を広く扱う、界隈では有名な本屋さんなのですが、そちらでなんと出品無料で本が置けるチャンスがあり(売れた分から手数料を支払う形式だそう)「締切があれば作品を作るじゃろ」という私にはもってこいのありがたい企画だと思ってついつい応募しましたとさ。まる。(ノリと勢いで生きている)おかげさまでヒーヒー言っていますが、久々の本気の作品作り、たーのしー!!実は今回きちんと印刷所さんにお願いするのも初めてなので(これまでコピ本しか出したことがない)そこでもハラハラドキドキしている。

金平糖という作品。

遊郭モノとして『金平糖』という話は昔から書き溜めていたのだが、ケータイ小説の黎明期過ぎぐらいからの作品なので、改行改行改ページの時代でとにかくまとまった文字数はない。そも『金平糖』の世界観が(本来は全く違う作品だったのだが)他の作品のスピンオフという形になったので、そちらの作品を完結させていないうちから書くのが中々難しいのと、書きたいところのつまみ食いばっかりで、大風呂敷は広がっていたものの、実はものすごく中途半端な作品群になってしまっていたのだ。(ちなみに元作品と合わせて登場キャラ150キャラいる)(バカ)

その中でも、中長編作品にしようとして出だしで頓挫した『背の譚』という、老人の傀儡子クグメ(この世界での娼婦・男娼の事をこう呼ぶ)の話が、めちゃくちゃお気に入りのキャラなのに書き進められなくて、およそ8年ほど(最初に書いた話を含めると10年以上)完結を待ち侘びていたのだが、それが完結出来たので今回はしゃぎ回っている。誰が一番この作品の完結を待っていたかって俺だよ!!!!!

これが完結できた事により現在文字数がおおよそ26,000文字。指定テンプレートに流し込むと60ページほどになったので、少なくともB5同人としては形になるのが確定したためここでお知らせする次第となった。

文庫本への憧れ。

ただし今回の目標はあくまでも文庫本。なぜなら外出先でも違和感なく読めるから。である。となると26,000文字ではあまりにもペラペラなので10万文字書く予定……だったのだが。(ちなみに大賞応募も第一のハードルとして10万文字以上が多いのでその点でもこれは超えたかった)

まず第一に期限が全然足りなかった。取り掛かるのが遅かったのもあるが、想定外にB型訓練での作業を始めることになり(数ヶ月先になるとかって感じでなあなあにされていたのをあまりにも貧苦に喘ぎ風俗に応募したがPTSD発症で吐くのと下痢が止まらなくなったので断念)それらの作業に合わせての生活と、自炊にこだわる流れになり(これはいい事)割とそこに時間が持っていかれること、自炊したことでしっかりとした食生活になり眠気が!酷いこと!(至り)(食べ過ぎでは?)(不規則な生活故に飢餓からの食事が多いため?)で執筆時間が割と切ないことになっている。

第二に、10万文字をテンプレートに流し込むと、文庫本のテンプレでは20冊で5万円を超えることになる。今回はどうしても文庫本で出したいというのがあり(とはいえ期限によりB5版になるかもしれないのはそうなのだが)ぶっちゃけ生活保護の状態で5万円は出せないのが現実なのである。(ので、続編として2冊目にするか、のちのち総集編はB5印刷でも刷るかという部分で迷っている)

10万文字はネタがあるから書く予定なのだが、とにかく今回の出品では5万文字が限度なのでそのぐらいを目安にどうにか本の形にしようと考えている。ちなみに締め切りが明確に提示されていないのがめちゃくちゃ怖いのだが……。書いてあるやんけ!!!!!!!!!俺のバカ!!!!!!!!!

ついでに言うと、今回書き切ったその『背の譚』は(とりあえず今のところ)BLだし、変更はなるべくしたくないのでそうならないようにここからなんとか頑張らないとなのだが、購買層の想定としては恐らくHL目的での購入だと思われるので、背の譚を2万文字書いてしまったからにはHLも2万文字書かなくてはならない……という巨・墓穴を掘ったので頑張ろうと思う。

まあ、個人的なこだわりで、私の作品はほぼ全てのキャラクターが「男女どちらであっても問題はない」というのがあるので、最悪背の譚をBLからHLに書き換えてしまえばそれでOKなのだが、当然思い入れがあるキャラの性別を変えるという変更はもちろん入れたくないわけで。

とりあえずあと1本は大まかな流れが書けている(筆ノリが悪いので丸ごと没にしたがその流れを踏襲する形で書く予定)のと、作品内の推しキャラの閑話か過去話と(これも本気で書いてしまうとちょっと客×遊女とは別の話になりかねないので慎重に)あとは短編をいくつか、でなんとか形にはなるはずなので、本が出るのは確定ということで、ここにお知らせとして載せておくことにする。

あらすじ。

小説の舞台は【大弥奔帝國 永久京都 天上区】と呼ばれる不夜城である。おおよそ500年後の日本であり、第四次世界大戦の真っ只中であるが、他国も含め経済難と技術の奪い合いなどから停戦協定を結んでいる状態である。が、弥奔国内では内戦が勃発しており、この天上区の外ではほとんど国家は崩壊している。

それはさておき、天上区は区長・大路おおじ 梵鐘ぼんしょうの宣言により治外法権となっており、天上区の都条例によって現代とほとんど変わらない、(区民IDの区分によっては)平和な世界が城郭によって担保されている。天上区は旧帝弥奔(日本)の時代から続く歓楽街があり、人身売買を含む性産業と人造人間を主な観光資源として栄えている街である。

廃線となった天上区駅を境界として東の赤窓通り、西の座敷屋に分断され、時折トラブルもあるが、天上区の有する自警団【CARaS】の活躍などにより縄張りはきちんと決まっており、現状は大きな問題もなく、帝國イチ平和な都市として栄えている。

そんな中でも当然食うに困る人間はいる。それは東でも西でも変わらないが、西の地区ではそれらの人間に対して、衣食住の担保と引き換えに人権を管理する施設として【座敷屋】という巨大遊郭を打ち立てた。管理下に置かれた人間は【傀儡子クグメ】あるいは【ツカイ】という役職を与えられ、それに合わせた天上区への奉仕活動員として、区民への奉仕を行う事となる。そんな座敷屋に関わる奇妙で哀れな物語群である。

ヒーコラ。

ということで現在進行形で色々とやることが多すぎて自分のことがままなっていないので、応援物資くださーい!(完全に兵糧全振りリスト作りました)


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