連盟員紹介:高橋智也編
「牌を触っているだけで楽しいです」
高橋 智也(たかはし ともや)
https://twitter.com/tomoya_mahjong
日本プロ麻雀連盟40期生
第13期プロアマオープン競技会 優勝
埼玉県出身
――麻雀との出会いを教えてください。
麻雀のルールを覚えたのは大学1年生のときでした。本格的に打つようになったのは大学を卒業してからですね。友達に誘われてからは毎週打つようになり、Mリーグの話をしたり、フリーに連れていってもらったりして段々と麻雀の熱が上がってきました。
Mリーグを観ているうちに、好きなMリーガーに会いに行きたいと思いまして。調べていたところ日本プロ麻雀連盟本部道場の存在を知って、そこで初めて競技麻雀に触れました。
――プロになる前から様々な大会に出場されていますね。プロを目指そうとしたきっかけは何かあったのでしょうか。
初めて出場した大会は第11回チャンピオンロード~雀竜位シリーズ~でした。決勝まで行けたので、ネットに名前が載って嬉しい気持ちもあったのですがそれ以上に悔しかったです。その4か月後に日本オープンに出場しました。調子良くアマチュアの予選は勝ち抜いたのですが、次の本戦で負けてしまいまして。その時に初めて、悔しくて泣いちゃいました。自分でも驚いたのですが、そこでこんなにも麻雀に打ち込んでいたんだな、と気付いてからプロになることを意識するようになりました。それからは出場できる大会はなるべく参加しましたね。
――先日のプロテストに合格され、いよいよプロとして活動が始まります。今まで数多く参加されてきたように、タイトル戦にかける思いは強いですか?
そうですね、タイトルは獲りたいです。特に思い入れがあるのが王位戦ですね。第48期王位戦ではA級決勝まで行ったのですが、最後の6回戦でラスを引いてしまいあと一歩のところでベスト16を逃してしまいました。ベストアマの結果は出せたのですが凄く悔しかったので、その時の記録を越えたいです。
――どんなプロを目指していきたいとお考えでしょうか。
感動を届けることができるようなプロになりたいです。今まで観てきた麻雀の放送対局で沢山の素晴らしいプレーに感動してきたので、ゆくゆくは自分も受け取る側から与える側になりたいです。その為に麻雀が強くなるのはもちろんですが、多くの人に観てもらえるように知名度を上げる活動も継続してやっていきたいですね。
あと、自分の影響で麻雀を始めてみたという友人が居まして。最近では自ら麻雀の勉強会に参加するようになってくれました。そういった麻雀の輪を広げることもできたら嬉しいなと思っています。
――麻雀のどんなところに惹かれましたか?
最近は牌を触っているだけで楽しいですし、配牌を開けるだけで楽しいです。選択が自由なゲームなので、これからどうしようかと考えるのが好きですね。同じシチュエーションがないのと、選択に正解がないところも面白いです。アガっても嬉しいし、守り切っても嬉しい。楽しみ方が人それぞれなのも良いですよね。ここまで何かにのめり込んだことが今までなかったので、新鮮な気持ちです。本当に飽きないですね。
――普段の麻雀への取り組みを教えてください。
平日は仕事終わりに2,3回打っています。あとは寝る前に龍龍をやりますね。アウトプットを大事にしているので毎月100半荘は最低でも打つようにしています。打てないときは放送対局を観て、毎日なにかしらの形で麻雀に触れるようにしています。セットや勉強会も積極的に参加していますね。取り入れるかどうかは別として、自分にはない考え方を知ることも大切だと思っています。
――今後の目標を教えてください。
新人の中ではタイトル戦に多く参加してきた方だと思うので、その経験を活かしてなるべく早く結果を残したいです。将来的には白鳥プロや魚谷プロのように、どんなルールでも勝てるプロになりたいです。今は公式ルールの理解度がまだ足りていないと感じている部分もあるので、そこを強化して【麻雀が強いプロ】になりたいです。
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