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VC長野トライデンツを追った5日間
信州スポーツキングダムから私に辿り着いてくださった方もいらっしゃるようなので、改めてお伝えしておきます。
私は、日本プロ麻雀連盟に所属する麻雀プロです。
かつて文章に携わる仕事をしていたわけでも、ましてやバレーボールを長くやっていたわけでも決してありません。
住んでいるのは東京都です。長野県ではありません。
小学校4年生ぐらいのときにバレーボールクラブに入っていましたが、男子の数が足りずに野球を始めました。まだサーブ権があるときの話です。
中学校では男子バレー部がなかったのでバスケ部に入りましたが、のちに陸上部に転部しました。
スポーツ歴ってそれぐらいです。
観戦はなんでも好きですけどね!
要するに「バレーボールそんなに知らん」状態からスタートしています。
サーブレシーブのことをレセプションって言うことを知ったのも最近です。
信州スポーツキングダムのお手伝いを始め、VC長野トライデンツのアウェイ、東京GB戦で記者デビューを果たしました。
「東京じゃん、近いじゃん、行ってね」くらいのノリです。マジです。
成り行きだろうが、やるからには全力を尽くすので勉強はしましたが、如何せん付け焼刃にもほどがあります。
記者としていくからには何かしらの成果を残すべく会見で質問をさせていただいておりますが、「果たしてその質問は良質なものであるのかどうか」の判断すらつきません。
基本的には「なんで?どうして?」を突き詰めて面白いものを引き出すイメージでやってはいますけどね。
麻雀で例えましょうか。
下家の親が、白ポン発ポン。中は場に初牌で自身の手にもない。
下家の河は色に偏っているわけでもなく、強い牌を連打していて大三元が濃厚な気配。
降りるつもりで安全牌を切っていたら、終盤に役なしドラなし場に3枚切れのカン5pで聴牌。一応聴牌を取ったらすぐに親からツモ切られる5p。当然役はないのでアガれません。
次巡、親が中をツモって大三元。16000オールで勝負アリ。
対局終了後に「役なしですよね?なんでリーチ打たなかったんですか?リーチしてたらアガれてましたよね?16000オールなかったですよね?なんでですか?」って鼻息荒く聞いてきたら。
めちゃくちゃいい手順とか、オリジナル手順で素晴らしいアガりやビタ止めがあったのにそこには全く触れず、大三元の局にリーチを打たなかったことだけを延々と聞かれたらどう思います?
っていう話です。
「いやそんなんリーチ打つし。打たない方がおかしい」という意見があっても今回はスルーさせていただきます。
「ひょっとしたら自分はそんな質問をしてしまっているのではないか」といった恐怖というか、申し訳なさというか。「ちゃんと引き出せているのだろうか」という不安もあります。
そうしていくつかのアウェイ戦に行かせていただきましたが、気になることがあっても「これは会見で聞くようなことではないだろう」というものが試合のたびに蓄積されていきました。
そもそもだけど、アウェイでたまに顔は見るけどホームも練習にも顔出さないよく分からんヤツみたいなポジション。
「ブロックディフェンスって実際なんなん」とか「『速い攻撃に対してブロックが間に合わない』って何が速くてどう間に合わなくてどうすれば解決するの」とかね。
さっきの例でいうと「まだ白と発をポンしただけなのに何で大三元とか言ってるんですか?」みたいなことじゃないかな。
それらを解決したかったので「VC長野の練習に!行きたい!」とアピールしていたら突如叶ったのが15,16日のことでした。そのまま長野に滞在し、土日は名古屋でWD名古屋戦。ようやく帰宅してつらつらと書いております。
いやほんと、練習でも会見でも、フワッとした質問にも嫌な顔ひとつせずに答えてくださる監督、選手には感謝が絶えません。いつもありがとうございます。フワッとしすぎているのを察してか、いろいろ付け足して答えてくださる方もいらっしゃいます。本当に助かります……。
「素人質問で恐縮ですが…」って頭につけたいもんね。ガチのやつだけどw
もう少し成長して、視点というか切り口、それと記事内容ももう少しレベルを上げたいですね。
信州スポーツキングダムは「チームおよびそこに所属する個人の魅力を伝える」ということが核になっているので、メンタル的にすごく健やかにやれています。
「ただPV数を稼げ」だったら逃げてる自信あるな。そもそもやってないか。
そんなわけで、これからも精進していきますのでよろしくお願いします。
初めてカメラ持ったのが東京GBのアウェイなので11月16,17日か。
写真に関してはだいぶ上手くなったと自負しております。
F値、ISO感度、シャッタースピードの関係性と「あとは気合」としか教わっていませんけど!いませんけど!
信州スポーツキングダムに掲載されていない写真でも「これいいなあ!」って思うの結構あるのでいずれ出せたらいいなあ。記者として撮った写真をこゆとこで個人的に出すのは許されるのかもよく分からんし。
18日のWD名古屋戦、第5セットの25-24でサーブに向かう工藤有史選手のおめめキラッキラな笑顔の写真とかね!
「めっちゃわろてるwwwなんでわろてんのwww」っつって撮りまくってました。会見の前に質問を編集長と擦り合わせしてましたが「あそこで笑ってた心境だけは聞きたい」と言ったらそこは共通していたので切り口という意味では悪くないのかなと思えましたけどね。
あとは、記者という立場を存分に利用して「トップアスリートの生の声」を聞けるのはものっすごい大きいです。私の麻雀プロとしての人生においても。生い立ちから経緯、マインド。めちゃめちゃ面白いし励みにもなるし。
日々楽しんでやらせてもらっております。
チームも個人にも、すんごい魅力があるので「多くの人にこの魅力を知ってほしい」と思う反面、自分にその力が足りてないのが口惜しくもあります。
元々の魅力が100だとすると、インプット(取材で引き出す)の時点で50、アウトプット(記事にする)の段階で20と、私を介することでその魅力がたった2割しか伝えられていないのではないか、と歯ぎしりしております。
ほんっとに面白いんですよね。なりふり構わず「面白いから観て!」だけを叫びたいきもち。18日の最終局面はコートサイドから大声で応援したくなるのを必死に堪えてました。
ちなみに帰ってきたばかりではありますが「また!VC長野の練習に行きたい!」とアピールしております。
「長野に住め」的な返しをされておりますが、私はまだ麻雀をメインにやっていたい。むしろ麻雀をメインにやれる仕事を探していた結果が今なわけですしね。
東京から長野、行けなくはないけど交通費に加えて滞在費も考えると、気軽にほいほい行けるかと言われたらなかなか難しいですね。
まぁその前にアウトプット(記事作成)を終わらせないとね……!?