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連盟員紹介:松下一真編

「1222の13待ちです」


松下 一真(まつした かずま)
https://twitter.com/kazuma_mahjong
日本プロ麻雀連盟39期生
第14期 JPML WRCリーグ ベスト8


――まずは麻雀との出会いを教えてください。

高校3年生の春にMリーグを観たのが始まりです。大学の受験勉強真っただ中だったのですが、コロナ禍で塾にも行けずに家に居たので息抜きとして観るようになりました。それから麻雀のルールを覚えてみたくて「アカギ」を観たのですが、全く覚えられませんでしたね(笑) 麻雀アプリで遊びながら少しずつ覚えていきました。


――では、実際に麻雀牌を触ったのは大学に入ってからになるのでしょうか。

大学に入って少し経った頃に、一人で雀荘に突撃しました。「アカギ」の世界しか知らなかったので、雀荘ってこんなに綺麗なんだと驚きましたね。最初は牌山を前に出すことも知らなかったです。点数計算も当然おぼつかなくて注意されてばかりだったのですが、麻雀牌を触っているだけで凄く楽しかったので懲りずに通いましたね。


――そこから麻雀プロになるまでの経緯をお聞かせください。

大学の仲間内でセットや、インカレの麻雀サークルで打っていました。そのうちに声をかけて頂いてメンバー業を始めました。そこで一緒に働いているプロの方々とお話するようになりまして。最初はプロの対局、タイトル戦のことも何も知らなかったのですが、話を聞いているだけでも凄く面白そうだなと興味を持つようになりました。
麻雀プロになりたいと考えたときに両親に相談したのですが、学業を疎かにして麻雀ばっかりやっていたにも関わらず「プロになってみれば」と背中を押してもらえたので挑戦することにしました。一留しているときだったのにも関わらず、ですよ。両親には本当に感謝しています。


――プロになって1年が経ちます。実際に活動してみてどう感じましたか?

麻雀はもちろん、それ以外のことは考えられないくらい楽しくて、連盟公式ルールも凄く楽しいです。それと同時に麻雀を通じて様々な方とお話したりする機会が増えたのが嬉しいですね。飲み会が本当に楽しいんですよ(笑) 可愛がって頂いているのもあって、この1年は濃密な飲みが繰り広げられましたね。
麻雀の方では思っていたよりも壁が高かった印象ですね。プロテスト受ける前までは同年代には負ける気はしなかったですし「正規合格いけるよ」といった声も頂いていたのですが、蓋を開けてみたら育成合格で、合格した後のリーグ戦もE3で苦戦しています。


――とは言っても、第14期WRCリーグはベスト8。第8期若獅子戦も推薦でベスト16に進出です。

WRCリーグのときはまっすぐ打てて、それが良い結果になってくれたところはあります。連盟公式ルールがどうしても馴染まなくて、最初の半年は本当に下手くそでしたね。直近のリーグ戦では連盟公式ルールに慣れてきたというか、良い打ち方ができていた手応えはありました。



――それも含めて、若獅子戦ではどこを観て欲しいですか?

どこ、と言われると大局観ですかね。トーナメント練習セットはやっていますし、勉強会も参加しています。麻雀漬けの日々なんですよね。本当に麻雀しかやっていないので結果で示したいと思っています。もちろんまだまだ未熟ではありますが、恥ずかしくない麻雀を打てたらいいですね。


――今後の目標、プランについて考えていることがあれば教えてください。

社会に出たくないです。人生楽しめたらいいと考えているので、ある程度は親に顔向けできるようならいいかなと。
今は五反田の麻雀nextで勤務していまして。オーナーの藤本鉄也プロと新人王戦で優勝した曽條春成プロに麻雀を教わっています。他にも同期の古小路亜美プロ、ライバルの野村創志プロも一緒に働いていて、麻雀と向きあうのにとても恵まれた環境にいると思うんです。今がずっと続いたらいいのに、なんて考えちゃいますね。
麻雀では最年少鳳凰位を目標にはしていますが、まだ漠然としているのでまずはリーグを上げていきたいですね。タイトル戦では少し良い結果が出せているので、どこかでジャンプアップできるように頑張りたいです。


――ありがとうございました。ちなみに大学の方は……?

今2留して1222の13待ちになっているんですよね。流石に12222のペン3待ちは苦しいので学年は上げて、12223の1メンツ1雀頭にしたいです。


――今後の活躍に期待しています。


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